Summary

  • バイエルンが2011/12シーズン以来となる不吉な黒星
  • リーグ史上初の女性レフェリーがデビュー
  • リーグの得点王争いに意外な伏兵が登場

インターナショナルウィーク明けのブンデスリーガは王者バイエルン・ミュンヘンに早くも土が付く波乱の展開。ベルリンでは史上初の女性レフェリーがデビューを飾り、ブンデスリーガの長い歴史に新たな1ページが刻まれた。一方、今季もあの2人の一騎打ちと思われていた得点王争いに意外な伏兵が登場。波乱含みだった第3節の5つのトピックスを紹介する。

1)早期の初黒星は不吉なシグナル…?

絶対王者バイエルンがホッフェンハイムの前に沈み、早くも今季初黒星を喫した。これには王者の6連覇阻止をもくろむライバルの面々も大喜びだった。現在5連覇中のバイエルンがこれほど早く初黒星を喫するのは、開幕戦でメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)に0ー1で競り負けた2011/12シーズン以来のこと。ちなみに、そのシーズンの優勝チームはドルトムントだった……。

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2)ウーマン・オブ・ザ・デイ

決して目玉カードとは言えない9位ヘルタ・ベルリンと最下位ブレーメンの組み合わせ。しかし、ある女性の存在がこのカードを注目の一戦へと押し上げた。この試合でブンデスリーガ史上初の女性レフェリー、ビビアナ・シュタインハウス氏(38)が主審を担当。堂々たるレフェリングでリーグの歴史に新たな1ページを加えた。多くの視線を集める中で任務を遂行するのは決して簡単ではなかったはずだが、シュタインハウス主審は落ち着いて試合を裁き、熱くなりがちな場面でも冷静さを失わなかった。試合後には「無事に終わってホッとしている。明日からまた普通の日常に戻れるのが楽しみ」と大役を終えたことに安堵していた。

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3)ビデオ判定による退場者第1号

今節で女性主審に続く初モノとなったのが、ビデオ判定による退場処分だ。フライブルク対ドルトムントの前半、フライブルクのヨリック・ラベがマーセル・シュメルツァーの足首を踏むファウルを犯すと、審判はイエローカードを提示。しかし、別角度から捉えた映像を見直した結果、悪質なファウルと判定されてラベには退場処分が宣告された。もっとも、ドルトムントは一人少ないフライブルクからゴールを奪うことができず、試合はスコアレスドローに終わっている。

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4)自作自演…ではなく名誉挽回

アイントラハト・フランクフルトの新戦力ケビンプリンス・ボアテングがボルシアMG戦で“らしさ”溢れるパフォーマンスを見せた。フランクフルトは試合開始から1分足らずでビッグチャンスを作るが、ミヤト・ガチノビッチのシュートがセバスティアン・ハラーに当たって枠内に転がったボールを、オフサイドポジションにいたボアテングがプッシュ。電光石火の先制点は幻となってしまった。それでも、ボアテングはすぐに名誉挽回。13分、ハラーが落としたボールを右足で蹴り込んで先制点を挙げ、チームに今季初勝利をもたらした。

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5)得点王争いの伏兵は“ミスター先制点”

第3節を終えて得点ランキングのトップに立つのは、ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)でもロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)でもなく、アウクスブルクのアルフレズ・フィンボガソンだ。チーム在籍3年目のアイスランド人ストライカーはケルン戦でハットトリックを達成してチームの今季初勝利に貢献。ここまでチームの全得点(4ゴール)を叩き出す活躍を見せている。なお、フィンボガソンが決めた直近8試合のゴールはそのすべてが先制点。8回連続はゲラルド・アサモア、マーク・ウィルモッツと並ぶリーグタイ記録だ。昨季は負傷で約6カ月もの離脱を強いられたが、「この先もケガなくチームを助けていきたい」とさらなるゴール量産に意気込んでいる。

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