Summary

  • バイエルンが前半戦2戦を残して“ヘアプスト・マイスター”に
  • ドルトムントがボス監督を解任。後任はシュテーガー氏に決定
  • ケルンの悪夢。つかみかけた今季初勝利を逃す

バイエルン・ミュンヘンアイントラハト・フランクフルトを下し、7季連続で“ヘアプスト・マイスター”(秋の王者)の称号を手に入れた。一方、ライバルのドルトムントは泥沼の8戦未勝利でついに監督を交代。大雪の中の大逆転劇も生まれた第15節のトピックス5つを紹介する。

1)バイエルンが7季連続で“秋の王者”に

史上初の6連覇を目指すバイエルンが7シーズン連続で“ヘアプスト・マイスター”の称号を手に入れ、まずは一つ目のハードルをクリアした。今季は第7節終了時点で首位のドルトムントに勝ち点5差をつけられていたが、ユップ・ハインケス監督の就任を境に状況は好転。その後の8試合を7勝1敗で乗り切り、一気に独走モードに入った。フランクフルトと対戦した今節は見せ場に乏しい試合だったが、内容ではなく勝ち点3という結果がすべて。王者たるゆえんを見せつけるような戦いで首位での年越しを決めた。バイエルンはこれまで22回にわたって前半戦を首位で折り返し、そのうち19回でリーグ優勝を果たしている。

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2)ドルトムントがついに決断

降格圏に沈むブレーメンにホームで1ー2の敗戦を喫したドルトムントが、ついにペーター・ボス監督の更迭を決断した。今季は開幕7試合を6勝1分けで乗り切る完璧なスタートダッシュを見せながら、第8節の初黒星を機に急ブレーキ。以降は3分け5敗と一度も白星を挙げることができず8位まで後退していた。後任には1週間前にケルンの指揮官を解任されたばかりのペーター・シュテーガー氏が就任。ケルンを25年ぶりの欧州カップ戦に導いた51歳のオーストリア人指揮官は、「こんなチャンスは人生に一度あるかどうか」と、ビッググラブでの新たな挑戦に強い意欲を見せた。

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3)半数のチームが参戦!2位以下の争いが熱い

首位バイエルンが独走態勢を築きつつある中、後続グループは2位ライプツィヒから10位ハノーファーまでの9チームが勝ち点5差にひしめく激戦となっている。欧州カップ戦争いの大穴として健闘中の7位アウクスブルクは、次節の結果次第で欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の4位までジャンプアップすることが可能。ウィンターブレークを前に上位争いは波乱の展開が期待できそうだ。

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4)“空砲”も…オバメヤンが歴史に名を刻む

ドルトムントのピエールエメリック・オバメヤンがブレーメン戦でブンデスリーガ通算97ゴール目をマークし、アントニー・イエボアを抜いてアフリカ国籍選手の歴代最多得点者となった。その後、チームは決勝点を許して記念すべきゴールは“空砲”になってしまったが、サポーターはエースの節目の一発がチーム浮上のきっかけになることを願っている。

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5)“裏頂上決戦”はまさかの結末に

今季未勝利のまま最下位に沈むケルンと暫定17位だったフライブルクの“裏頂上決戦”で、劇的な逆転劇が生まれた。雪の影響でキックオフが30分遅れた一戦は、シュテファン・ルーテンベック暫定監督率いるケルンが29分までに大量3点のリードを奪い、悲願の初勝利を大きく引き寄せた。ところが、フライブルクも39分にニールス・ペーターセンのゴールで1点を返すと、一気に流れを引き寄せて65分までに1点差に詰め寄る。そして90分、さらにはアディショナルタイム5分とペーターセンが立て続けに決めて奇跡的な逆転勝利を収めた。後半のシュート数はケルンの1本に対してフライブルクは18本……ケルンに潜む問題の根深さを感じさせる一戦となった。

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