Summary

  • 深刻な不振が続く最下位のケルンがシュテーガー監督を解任
  • 昨季躍進を遂げた2チームの対決はホッフェンハイムに軍配
  • 頼れるトリオが活躍。アウクスブルクが絶好調

首位バイエルン・ミュンヘンが2位以下を引き離すことに成功し、好例の“首位ターン“がほぼ決定的となった。今季未勝利のまま最下位に沈むケルンはついにペーター・シュテーガー監督を解任。チームをブンデスリーガ昇格に導き、昨季は5位に躍進させた指揮官がクラブを去ることになった。ウィンターブレークまでのカウントダウンが始まった第14節のトピックスを5つ紹介する。

1)ホッフェンハイムが停滞ムードを吹き飛ばす大勝

ホッフェンハイムライプツィヒによる注目の一戦はホッフェンハイムがホームで4ー0の大勝を飾る予想外の結果となった。勝利の立役者となったのは、バイエルンから期限付きで加入したセルジュ・ニャブリ。52分に移籍後初ゴールとなるチーム2点目を決めると、その10分後には43メートルの距離から豪快なシュートを叩き込んで加点。「一瞬(ゴールのほうを)見て蹴ることを決めた」という勇敢な判断は相手の息の根を止める一撃となった。直近の公式戦12試合でわずか2勝と苦しんでいたチームにとっては停滞感を吹き飛ばす大きな1勝となりそうだ。

© gettyimages / Daniel Roland

2)“秋の王者”へまい進中の王者に朗報!

首位バイエルンはホームでハノーファーに3ー1の快勝。2位ライプツィヒが敗れ、3位シャルケが引き分けたため、後続との勝ち点差は「6」まで広がった。この試合でサポーターから拍手喝采を受けたのはキングスレイ・コマンとフランク・リベリのフレンチコンビ。コマンが力強いパフォーマンスでチームを引っ張れば、リベリは試合終了直前に第7節以来となるカムバック。「2カ月休んでいたのでリズムを取り戻していかないと」と本人は控えめだったが、“ヘルプストマイスター”(秋の王者)へ突き進む王者に頼もしいベテランが帰ってきた。

© gettyimages / TF-Images

3)スーパートリオの活躍で欧州カップ戦出場権争いに参戦

アウクスブルクが敵地でマインツを下し、今季6勝目を挙げた。ここまで8得点を挙げているアルフレズ・フィンボガソンを筆頭に、この夏にハンブルガーSVから加入したミヒャエル・グレゴリッチも7得点と好調。さらに左サイドバックのフィリップ・マックスはトーマス・ミュラーやマリオ・ゲッツェらを押さえてリーグトップの7アシストを記録している。勝ち点を「22」まで積み上げて7位に浮上したチームは、欧州カップ戦の出場権も視野に入れている。

© imago / Eibner

4)残留ラインまであと一歩

フロリアン・コーフェルト新監督を迎えて第12節にようやく今季初白星を挙げたブレーメンが、シュトゥットガルトに1ー0で競り勝ってシーズン2勝目を挙げた。これで昇降格プレーオフ圏の16位フライブルクと勝ち点1差、残留圏の15位ハンブルガーSVとは勝ち点3差に迫った。指揮官は「選手たちは気持ちが入っていたし、走る意欲も見せてくれた。ベストな出来でなくても勝てたことは今後の自信につながる」と泥臭い勝利にチーム再建の手応えをつかんでいた。

© gettyimages / Stuart Franklin

5)4年半のシュテーガー体制に幕

今季未勝利で最下位に沈むケルンがついにペーター・シュテーガー監督の解任に踏み切り、4年5カ月21日に及んだ長期政権に終止符を打った。昨季は5位に食い込み、クラブを25年ぶりの欧州カップ戦の舞台に導いたが、今季は危機的な状況から抜け出せず2020年までの契約を全うすることができなかった。同じくアシスタントコーチのマンフレート・シュミットもその職を解かれ、ウィンターブレークまではUー19チームを率いていたシュテファン・ルーテンベックが指揮を執る。

アレクサンダー・ウェアレCEOは「クラブの歴史で誰よりも長く指揮を執ったのは偶然ではない」と語り、指揮官の功績を強調。シュテーガー監督は「クラブ、何よりチームのための決断であり、とても明瞭なことだ」とクラブの判断に理解を示すとともに、「選手、スタッフ、ファン、ケルンの街は、私とマニー・シュミットにとって特別な存在だった。ケルンが残留を果たすことを心から祈っている」と語り、クラブを支える人々に謝意を述べた。

© imago