Summary

  • 首位攻防戦の“デア・クラシカー”はバイエルンに軍配
  • マインツGKが珍プレーでスタジアムを沸かせる(?)
  • 17歳の至宝の活躍でハンブルクが長いトンネルを脱出

今節最大の注目カードとなった首位バイエルン・ミュンヘンと2位ドルトムントの“デア・クラシカー”は、バイエルンが敵地で快勝を収めて首位固めモードに突入した。メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)とマインツの一戦では前代未聞の珍プレーが飛び出し、アイントラハト・フランクフルトは再び驚異の粘りを発揮。第11節のトピックスを5つ紹介する。

1)王者バイエルンが貫録の“デア・クラシカー”勝利

勝ち点「3」差で迎えた2位ドルトムントと首位バイエルンの首位攻防戦は、バイエルンが敵地で3ー1の勝利を収めて王者の貫禄を見せつけた。17分にアリエン・ロッベンのゴールで先制すると、37分にはロベルト・レバンドフスキが追加点を挙げて前半のうちに2点をリード。普段は慎重なコメントが多いユップ・ハインケス監督も「素晴らしい内容だった」と選手を手放しで称えた。この試合では首位固めに花を添えた2つの記録も誕生。ロッベンが外国籍選手のクラブ歴代最多となるリーグ通算93点目をマークし、レバンドフスキはリーグ通算162点目を決め、歴代得点ランキングでカールハインツ・ルンメニゲ社長と並ぶ11位に浮上した。

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2)マインツGKが珍プレー。新バージョンのノールックパス(?)

ボルシアMGとマインツの一戦でシーズン後の“珍プレー特集”に取り上げられるであろうプレーが飛び出した。マインツの1点リードで迎えた31分、マインツのGKロビン・ツェントナーがバックパスを味方に戻そうと足を振ると、足元にあるはずのボールがなく豪快に空振り。これに気づいた相手FWが後方に転がるボールに突進し、あわや失点の大ピンチを招いてしまった。幸いにも。すぐに気づいてボールをキープしたことで事なきを得たが、試合後には「ボールがなくなっていて(足元には)ペナルティーマークだけだった」と苦笑い。なお、チームは67分に追いつかれて引き分けに終わっている。

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3)“まぶしすぎる17歳”がハンブルクを救う

ハンブルガーSVの“ダイヤの原石”がまたしても輝きを放った。シュトゥットガルト戦で先発デビューを飾った17歳のヤンフィーテ・アープが、2ー1のリードで迎えた69分に2試合連続となる今季2点目を記録。チームに第2節以来となる勝利を呼び込んだ。第7節に行われたブレーメンとの“北部ダービー”で2000年代生まれ初のブンデスリーガーとなったアープは、その後にインドで開催されたUー17ワールドカップで5ゴール2アシストを記録してクラブに復帰。前節のヘルタ・ベルリン戦では途中出場からブンデスリーガ初ゴールを挙げて注目を集めていた。まだリーグ戦3試合の出場ながら、ピッチに立てば何かやってくれそうなオーラを漂わせる17歳。今後もこの新星から目が離せない。

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4)バイエルンの対抗馬1番手はやっぱりライプツィヒ?

ハノーファーとの3位、4位対決で逆転勝利を収めたライプツィヒが、ドルトムントを抜いて2位に浮上した。1点ビハインドから試合をひっくり返したのは第8節のドルトムント戦に続いて今季3度目。56分に先制を許した後、70分にユスフ・パウルゼンのゴールで同点とすると、85分にティモ・ウェアナーが逆転弾を挙げて勝ち点3をもぎ取った。今季は第5節まで勝ち点「7」とスタートダッシュに失敗したが、ブンデスリーガ初参戦で2位に躍進した実力は本物。今季もバイエルン追撃の1番手はライプツィヒなのかもしれない。

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5)途中で帰ったら大損!フランクフルトの驚異の粘り

「タイムアップの笛が鳴るまでスタジアムを動くべからず」。フランクフルトのサポーターはこの言葉を肝に銘じたはずだ。ブレーメンをホームに迎えた一戦は終盤まで1ー1のまま進んだが、89分にセバスティアン・ハラーがボレーを叩き込んで勝ち越しに成功。劇的な展開で3試合ぶりの白星を手にした。フランクフルトは第7節のシュトゥットガルト戦、第8節のハノーファー戦でも90分以降に決勝点を挙げて連勝を飾ったばかり。前半戦の残りのカードはホッフェンハイム戦、シャルケ戦、バイエルン戦と手強い相手が続くが、得意の“劇場型サッカー”で最後の1秒まで楽しませてくれそうだ。

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