Summary

  • バイエルンが今季初の首位浮上
  • ドルトムントは首位攻防戦を前に苦境に立たされる
  • ハンブルガーSVの17歳アープが歴史を塗り替える

バイエルン・ミュンヘンが3試合未勝利のドルトムントからついに首位の座を奪還。開幕2連勝から一転、長いトンネルに迷い込んだハンブルガーSVは暗闇の中に一筋の光を見いだした。首位交代を筆頭に、順位に大きな変動があった第10節のトピックスを5つ紹介する。

1) バイエルンが3連勝で“指定席”に到着

ライプツィヒとの上位対決を制したバイエルンが今季初めて首位の座についた。開始早々の13分にウィリー・オーバンの一発退場で数的優位に立つと、ハメス・ロドリゲスのホーム初ゴールで19分に先制。38分にはロベルト・レバンドフスキが追加点を挙げて前半だけで試合を決めた。ユップ・ハインケス監督の就任を以降、最大で「5」ポイントあったドルトムントとの勝ち点差はひっくり返り、逆に「3」ポイント差に広がった。ついに本領を発揮し始めた王者は、満を持して次節の首位攻防戦に挑む。

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2)ドルトムント↓↓↓ハノーファー↑↑↑

次節の天王山を前にドルトムントが思わぬ苦境に陥った。昇格組ハノーファーとのアウェーゲームに2ー4で敗れて2連敗。リーグ戦3戦未勝利でついに首位の座を明け渡した。開幕から5試合連続無失点と鉄壁を誇っていたはずの守備が崩壊。ブンデスリーガでは過去4年半で2度目という4失点を喫した。バイエルンとの大一番まで残された時間は1週間。改めてペーター・ボス監督の手腕が試される。一方、ホームで金星をもぎ取ったハノーファーは4位に浮上。イフラス・ベブーが自身初のドッペルパックを達成し、体調不良で先発落ちしたマーティン・ハーニクの代役を務め上げた。

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3)レーバークーゼンが着々と巻き返し

開幕5試合で勝ち点「4」と低調なスタートを切っていたレーバークーゼンが、第6節以降の5試合で勝ち点「11」を積み上げて8位に浮上した。今節は瀕死の状態にあるケルンを相手に2ー1の逆転勝ち。ブンデスリーガでの連続ゴールを15試合まで伸ばした。チーム状況が好転した要因の一つは、レオン・ベイリーがチームにフィットしたこと。ベイリーは前節に続き、2戦連発と試合ごとに存在感を高めている。

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4)惨敗のち快勝、ボルシアMGが華麗な立て直し

前節のレーバークーゼン戦で1ー5の逆転負けを喫したメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)が、立ち直りの早さを見せつけた。前節まで4位につけていた難敵ホッフェンハイムを3ー1で下し、順位は8位から6位に浮上。惨敗による後遺症は杞憂に終わった。ホッフェンハイム戦ではこの夏にフライブルクから加入したビンチェンツォ・グリフォが躍動。新天地で初の先発出場を果たすと、先制点と2点目をアシストし、自らも両チーム最多の8本のシュートを放った。「僕はサッカーが大好きだということを示したかった」と本人はアピール成功に満足げだった。

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5)降格ゾーンに沈むハンブルクに一筋の光明

第3節以降の8試合で勝ち点「1」と危機的な状況にあるハンブルクに一筋の光が差し込んだ。2点を追うヘルタ・ベルリン戦の73分、17歳のヤンフィーテ・アープがブンデスリーガ初ゴールを挙げ、ソン・フンミン(現トッテナム)が持つクラブ最年少ゴール記録を塗り替えたのだ。アープはミレニアム世代(2000年代生まれ)の先陣を切って今季第7節にブンデスリーガデビューを飾ったばかり。Uー17ワールドカップでも輝きを放った新世代のストライカーは不振にあえぐチームの救世主となれるか?

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