Summary

  • ブンデスリーガ通算92回目のルールダービー
  • 2位シャルケと3位ドルトムントの勝ち点差は「1」
  • 特に熱い5つの個人勝負をクローズアップ

2位シャルケが3位ドルトムントをホームに迎え撃つブンデスリーガ通算92回目のルールダービー。勝ち点「1」差で迎える注目の大一番でカギを握りそうなのが局面ごとの個人と個人の激突だ。火花散るガチンコバトルを制してチームを勝利に導くのは誰だ!?

ナルド vs ミシー・バチュアイ

シャルケの3バックを統率する35歳のナルドは、相手FWにとって攻略が難しいDFの一人だ。加えてこの大ベテランは得点力という武器も兼備。前半戦のダービーで決めた劇的な同点弾を含め、今季はすでに6ゴールを挙げている。もっとも今回の対戦ではあくまで守りがメインとなるだろう。ナルドがマッチアップするのは、後半戦だけで7ゴールを挙げているバチュアイだからだ。7ゴールの内訳を見てみると左足が4点、右足が3点。これはドルトムントにとって大きな意味を持つ。対人勝率でリーグトップの73%をマークしているナルドも、足元での勝負となると勝率は69%まで下がる。ドルトムントとしては空中戦を避けてグラウンダーのボールに活路を見いだしたい。

バスティアン・オチプカ vs クリスティアン・プリシッチ

それぞれのチームで最も多くのシュートに絡んでいるのがこの2人。これまでオチプカは78本、プリシッチは72本のシュートに関与している。もっとも、プリシッチが4ゴール5アシストを記録しているのに対し、オプチカはわずか1アシスト。プリシッチが48本のクロスで12本のシュートと1ゴールを導いているのに対し、オチプカは52本のクロスを記録しながら直接シュートにつながったのは6本にとどまる。一方、対人勝率ではプリシッチ42%、オプチカ58%とシャルケのサイドバックに軍配が上がる。

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ダニエル・カリジュリ vs マーセル・シュメルツァー

シャルケのカリジュリは直近6試合で2ゴール2アシストと今回のダービーを絶好調の状態で迎える。今季はキャリアハイの5ゴール7アシストを記録。前回のルールダービーで終了間際に1点差に迫るゴールを奪い、奇跡の同点劇を呼び込んだのは記憶に新しい。対峙するシュメルツァーは競り合い勝率こそ51%と低調な数字にとどまるが、パス成功率ではカリジュリの73%を上回る85%と高い数字を残している。スプリントの最高速度はシュメルツァーの時速33.1キロに対し、カリジュリは時速34.6キロ。スピード勝負では前者に分がありそうだ。

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レオン・ゴレツカ vs マーコ・ロイス

ともに決定的なチャンスを生み出す役割を担うが、深い位置からチャンスを伺うゴレツカ、前線のあらゆる場所に顔を出すロイスとそのプレースタイルは対象的だ。ゴレツカは守備的な役割をこなしながらここまで4ゴール、ロイスもケガによる長期離脱から復帰すると、第23節から3試合連続ゴールとチームにとって不可欠な存在であることを証明した。対人勝率ではゴレツカ55%、ロイス45%と前者が上回るが、決定力ではシュート9本で1ゴールのゴレツカに対し、ロイスはシュート4本で1ゴールを決めている。とはいえ、ドルトムントは油断禁物。ゴレツカをゴールから遠ざけておくに越したことはない。

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ギド・ブルクスタラー vs ソクラティス

ブルクスタラーはここまで10ゴール3アシストとチーム最多のスコアポイントを記録。ブンデスリーガでの3シーズンすべてで2桁得点をマークしている28歳のオーストリア人ストライカーが最も強さを発揮するのがペナルティーエリア内だ。対峙するソクラティスにはボックス内でブルクスタラーの自由を奪うことが求められるが、69%の競り合い勝率を誇り、ファウルが少ないことでも知られるソクラティスには適任のミッションだ。トップスピードでは時速34キロのソクラティスに分があり、シャルケはブルクスタラーに対してあまり深い位置にボールを出さないことがポイントになる。もっとも、エリア内でボールを持った時のブルクスタラーにはドルトムントも細心の注意を払わなければならない。

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