歴代外国人ナンバーワン、38歳ピサロのインタビュー前編
ペルー出身のクラウディオ・ピサロはバイエルン・ミュンヘンとブレーメンにおいてブンデスリーガ412試合に出場し、通算190得点を挙げている。このゴール数は歴代外国出身選手ナンバーワンであり、昨季は名門ブレーメンのクラブ最多得点記録も塗り替えた(現在103得点)。負傷のため長期離脱を強いられていた同選手だが、前節シャルケ戦で今季初出場。復活ののろしを上げる日も遠くはない38歳のベテランストライカーに当サイトドイツ語版が独占インタビューを行った。今回はその前半をお届け。現在のコンディションや今季のチーム、目標などについて語ってくれた。
——ドイツにはもう冬が訪れています。ブレーメンでも11月中旬には雪が降ったり、気温はマイナスまで下がります。38歳になられた現在でもこのような天候や風が吹く中での練習をまだ楽しめているのでしょうか? 現役引退後の生活を謳歌することもできるのでは?
ピサロ いやぁ、まだまだやる気はありますよ。この時期、天候が悪くてもね(笑) ドイツではこの時期、いつもこんな感じですからね。サッカーができることは、いつでもうれしいです。
——長期間離脱をしていたので、寒い中でも練習できることに満足されていることでしょう。前節シャルケ戦では70分からプレーし、今季初出場となりました。ファンはピサロ選手が100%のコンディションに戻ることを待ちわびていますが、それはいつ頃になるでしょうか?
ピサロ シャルケ戦での途中出場は、自分が想像していた以上に良い感触でした。もちろん、まだコンディションは不完全ですが、差し当たりは好調です。けががなかなか治らなくて長期間休んでいたので、まずは体を通常運転に戻さないといけません。でも、今のところ全てがうまくいっているし、それがとてもうれしいです。
——それでは今回のインターナショナルウィーク期間はピサロ選手にとって、好都合でしたね。
ピサロ はい。このリーグ中断期間はコンディションを戻すために利用できました。チームに合流しての練習は毎回、自分が前進するための助けとなります。