Summary

・3月9日と同16日に開催されるELでシャルケとボルシアMGが激突

・CLとELにおけるドイツ勢同士の対戦を振り返る

2012/13シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝は、ドルトムントバイエルン・ミュンヘンという、同大会史上初となるブンデスリーガクラブ同士の対戦となった。また今季も、3月9日と同16日に行われる欧州リーグ(EL)16強では、シャルケメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)のドイツ勢対決が実現する。

そこで本稿では、欧州カップ戦を舞台にしたブンデスリーガクラブ直接対決の歴史を、今一度振り返っていきたい。


<ボルシアMG対フランクフルト>

1979/80シーズンのUEFAカップ(現EL)は史上まれに見るほど、ブンデスリーガ勢が席巻した大会だった。ベスト4に残ったのはバイエルン、アイントラハト・フランクフルト、ボルシアMG、シュトゥットガルトと、すべてドイツのクラブとなり、決勝ではボルシアMGとフランクフルトが激突。当時のレギュレーションでは、ファイナルもホーム&アウェー方式による開催だったが、ボルシアMGホームの第1戦はボルシアMGが3ー2で勝利し、フランクフルトホームの第2戦はフランクフルトが1ー0で白星。アウェーゴール・ルールにより、フランクフルトが優勝トロフィーを手にしている。

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<レーバークーゼン対ブレーメン>

1987/88シーズンのセミファイナルではレーバークーゼンブレーメンが対決した。1988年4月6日の第1戦はレーバークーゼンが1ー0で白星を獲得し、それから2週間後の第2戦はブレーメンホームで0ー0のスコアレスドロー。決勝に勝ち進んだレーバークーゼンは、エスパニョール(スペイン)との第1戦を0ー3で落としたものの、ホーム開催での第2戦を3ー0とし、勝敗の行方はPK戦へ。結果3PK2でレーバークーゼンが勝利し、同大会初の戴冠に輝いた。


<バイエルン対ドルトムント>

CL史上初のドイツ勢対決となったのは1997/98シーズン準々決勝のバイエルン対ドルトムント。“鉄人”ローター・マテウスや、まだ若手だったオリバー・カーンを擁するバイエルンは、前年のCL覇者ドルトムント相手に善戦し、2戦合計0ー0のままセカンドレグは延長戦に突入。しかしステファヌ・シャピュイサのゴールにより、バイエルンは敗退が決まった。

<ハンブルク対ブレーメン>

2008/09シーズンのEL準決勝はウクライナ勢同士、そしてドイツ勢同士の対戦となり、ハンブルガーSVがブレーメンと激突した。ブレーメン本拠地で行われたファーストレグをハンブルクが1ー0で勝利し、同クラブの決勝進出の可能性は高まったが、ハンブルクホームでの第2戦はなんとブレーメンが3ー2で白星。ヨーロッパを舞台にした“北部ダービー”の結果は、アウェーゴールによりブレーメンに軍配が上がった。


<ドルトムント対バイエルン>

2013年5月25日、ウェンブリー・スタジアムでCLの歴史に新たな1ページを刻んだのは、近年のブンデスリーガで覇権を争うドルトムントとバイエルンだった。初のドイツ勢同士によるCL決勝は、89分にアリエン・ロッベンが決勝ゴール。2年連続で同大会ファイナルに勝ち進んだバイエルンが勝利を収め、前身のチャンピオンズ・カップ時代も含め、5度目のヨーロッパ制覇を成し遂げた。