Summary

  • ホッフェンハイムのワーグナーとデミルバイが本格始動
  • 今夏はドイツ代表の一員としてコンフェデ杯を制覇
  • CL本戦出場へ向け、8月中旬のプレーオフに照準

昨季のブンデスリーガで4位に食い込み、クラブ史上初の欧州カップ戦出場権を手に入れたホッフェンハイム。今夏のコンフェデレーションズカップ(コンフェデ杯)を制したサンドロ・ワーグナーとケレム・デミルバイも先週からチームに合流し、新シーズンの準備は仕上げ段階に入った。

この1年でロシア行きのチャンスをつかむ

昨季ユリアン・ナーゲルスマン監督の下で大きな成長を遂げた両選手は、コンフェデ杯でドイツ代表に初招集を受け、来年のロシア・ワールドカップ出場へのチャンスを手繰り寄せた。一昨シーズンまで2部のデュッセルドルフでプレーしていたデミルバイは、この1年での劇的な変化が「自信につながった」と話す。一方、ダルムシュタットからホッフェンハイムへの移籍で一皮むけたワーグナーも、「たった2年でこれだけ状況が変わるのはすごいこと」と、29歳にしてドイツ代表にまで上り詰めたことを喜ぶ。

代表キャップはワーグナーが3試合、デミルバイは2試合だが、代表のヨアヒム・レーフ監督は2人がクラブで絶対的なレギュラーであることも高く評価している。両選手ともW杯について明確な意思表示はしていないが、デミルバイは「この先も道が続いてくれることを願っている」と静かに闘志を燃やす。

デミルバイは今夏の休暇を両親の故郷であるトルコで過ごした。トルコ代表ではなくドイツ代表を選択したことで、トルコメディアからは痛烈な批判を浴びたが、「嫌な思いをするようなことはなかった」そうで、むしろ祝福の言葉をかけられたり、サインをせがまれたりしたという。わずか1年の間に2部の選手からコンフェデ杯優勝メンバーへと大出世を遂げたことについては、「自分自身に脱帽する」と驚きを隠せずにいるが、これまでのキャリアで数多くの挫折を経験していることもあり、「必ずどこかでスランプもくるはずだから慎重にいかないと」とあくまでも冷静だ。

一方のワーグナーは中国やイングランドからのオファーを蹴ってホッフェンハイムとの契約を2020年まで延長。「是が非でもここで欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出たいんだ。だからこそ契約を延長した」と、ホッフェンハイムで成功を収めることに並々ならない意欲を見せている。

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次なる大舞台へ。CLプレーオフに照準

8月4日にはCL本戦出場を懸けたプレーオフの組み合わせ抽選会が行われるが、ワーグナーは昨季のブンデスリーガで躍進を遂げたホッフェンハイムの力に自信を持っている。「どこが相手でもひるむ必要はない。相手にとって僕らは決してやりやすいチームではないのだから」

7月26日にはUー21欧州選手権を制したジェレミー・トーリヤン、ナディーム・アミリ、セルジュ・ニャブリの3選手も合流し、ついに主力全員がそろった。代表組もプレーオフが行われる8月中旬に照準を合わせてコンディションを上げていくつもりだ。デミルバイは言う。「僕らは特別なことを成し遂げたが、だからと言って立ち止まることはない」。この夏、ドイツにタイトルをもたらした2人は、大きな自信とともに欧州最高峰の舞台の切符をつかみにいく。

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