ウォルフスブルクは現在15位。2009年のリーグ王者も降格の危機に瀕している - © © imago / Christian Schroedter
ウォルフスブルクは現在15位。2009年のリーグ王者も降格の危機に瀕している - © © imago / Christian Schroedter
ブンデスリーガ

忍び寄る降格の恐怖

2016/17シーズンのブンデスリーガもいよいよ佳境に入ってきた。現在は各地でワールドカップ予選が行われているが、インターナショナルブレークの間も降格するチームはどこなのかと多方面から落ち着かない声が上がっている。

興味深いことに今季はリーグ優勝の経験があるクラブやかつて輝きを放っていたクラブが降格の危機に直面している。ブンデスリーガでは下位2チームが自動降格となり、16位のチームは2部の3位チームとプレーオフを戦うが、ここまで7つのクラブがボトム3を経験。第25節終了時点で16位ハンブルガーSVと9位シャルケの勝ち点差はわずか「6」ポイントしかない。

シャルケより下位のグループにはメンヘングラートバッハ(10位)、ブレーメン(13位)、ウォルフスブルク(15位)、 さらにはブンデスリーガで2位を5回経験しているレーバークーゼン(11位)も含まれている。もし、こういったクラブが一つでも降格しようものなら、メディアやSNSは大騒ぎになるだろう。しかし、競争が激しく、時に情け容赦ない戦いを繰り広げているブンデスリーガでは過去にも想像を絶するような降格劇があった。

1968年の優勝チームであるニュルンベルクは、シーズン終了後にマックス・メルケル監督が大幅な選手の入れ替えを決断。その結果、翌シーズンに大苦戦を強いられてまさかの降格を余儀なくされた。カイザースラウテルンは1991年のリーグ優勝から5年後に最悪の日を迎える。リーグ最終節でルディ・フェラーがいたレーバークーゼンと1ー1の引き分けを演じ、降格が決定したのだ。

1990年のワールドカップ優勝メンバーでもあるアンドレアス・ブレーメは、「すべての灯りが消えてしまったようだった。半旗が掲げられていたよ」と当時を振り返る。「最終節では両方のチームに降格の可能性があった。後でルディと一緒にインタビューを受けたんだけど、泣きそうで声が出なかったよ。降格するというのは私にとって経験のない感情だったし、いいものじゃない」

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