Summary

  • バイエルンが通算26回目のリーグ優勝を達成
  • 優勝決定後のそれぞれの歓喜の様子
  • 残り3試合の目標はレバンドフスキの得点王

バイエルン・ミュンヘンが第31節のウォルフスブルク戦で6ー0の大勝を収め、3試合を残してブンデスリーガ5連覇を決めた。欧州チャンピオンズリーグ(CL)とドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)で敗退したばかりのチームにとって、通算26回目のリーグ優勝は喜びもひとしおだった。

控え目なラームが歓喜の音頭取り

36分にチーム2点目が決まると、満員御礼となったスタンドからは「ドイツ王者になれるのはバイエルンだけ!」というチャントがこだました。バイエルンのサポーターは、2ー0になった時点で優勝を確信していたが、この試合で一気に優勝を決めたかったのは選手たちも同じ。試合終了後、キャプテンのフィリップ・ラームは、「ライプツィヒが引き分けて、誰もがここで優勝を確実にしておこうと思っていた」と明かしている。

試合が終わって歓喜の輪の中心にいたのは、あと3試合で現役生活にピリオドを打つ33歳のラームだった。サポーターからメガホンを取るようリクエストされると、それに応えてチームメートをスタンドのほうに呼び寄せ、ともに優勝の喜びに浸った。「スタンド全体が僕を待っていたので、行かないわけにはいかなかった。注目を集めるのは好きではないけれど、時にはやらないといけない日もある」。ラームは笑いながらスタンドでのパフォーマンスを振り返った。

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アンチェロッティ監督、感謝の4カ国制覇

ラームとは対照的に、マッツ・フメルスは飛び跳ねるだけの体力が残っていなかった。まだ万全でない中でミッドウィークの試合にも出場したが、やはり体にはこたえたようた。そんな選手たちをねぎらうべく、スポンサーが大量のビールを差し入れてくれたが、カールハインツ・ルンメニゲ社長が思わずフライング。3ー0で折り返したのを見て安心したのか、ハーフタイムにはすでに一杯飲んでいたそうだ。優勝決定については、「開幕前に言ったように、リーグ優勝は一番分かりやすいタイトルだ。それを5シーズン連続で取るのは並大抵のことではないし、信じられない。いいシーズンにしたいと思っていてそれが実行できた。王者にふさわしいチームだ」とご満悦だった。

ルンメニンゲ社長が称えたのは、就任1年目でチームを頂点に導いたカルロ・アンチェロッティ監督だ。「バイエルンの一員であることをとてもうれしく思っている。我々はタイトルに至極ふさわしかった。ルンメニゲとウリ・ヘーネスの素晴らしいサポートに感謝したい。バイエルンは大きな家族だ。まずは優勝を祝って、それから来季に向けてベストの準備をしていきたい」。イタリア、イングランド、フランスに続いて4カ国目のトップリーグ制覇を遂げた指揮官は、勝利の美酒に酔いしれながらも、すでに来季に目を向けていた。

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残り3戦はレバンドフスキを全面バックアップ

優勝のノルマを果たしたバイエルンが、残りの3試合で目指すゴールははっきりしている。アリエン・ロッベンは、「レビーが得点王を取れるように助けていかないとね」と話し、ロベルト・レバンドフスキのタイトル防衛に向け、チーム一丸となってサポートすることを約束した。

ウォルフスブルク戦で2ゴールを決め、今季のゴール数を「28」としたレバンドフスキは、ピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)を抜いて再び得点ランキングのトップに躍り出た。昨季のリーグ得点王は強力な攻撃陣を後ろ盾に逃げ切りを図る。

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