Summary

  • ブレーメンとの古巣対戦に臨むケルンのピサロ
  • ブレーメンでは271試合で144得点51アシストを記録
  • 前節にケルン移籍後初ゴールをマーク

緑と白のユニフォームを身にまとい、ブレーメンサポーターに数え切れないほどの喜びをもたらしてきたクラウディオ・ピサロが、ケルンの選手としてウェーザー・シュターディオンに帰還する。

あと数カ月で40歳の誕生日を迎えるピサロは、外国籍選手のブンデスリーガ史上最多得点記録を保持し、今なおブンデスリーガで得点を重ねている。第25節のシュトゥットガルト戦では勝ち点こそもたらすことはできなかったが、見事な先制ゴールを決めて健在ぶりをアピール。3月12日に行われるブレーメン戦でも古巣にとって間違いなく頭痛の種になるだろう。

ピサロはこれまで3回にわたってブレーメンに在籍し、271試合出場で144得点51アシストという驚異的な数字を残している。1999年のブンデスリーガ初ゴール以来、前節の得点で20年連続ゴールという偉業を達成。古巣との対戦であってもゴールを挙げることにためらいはないだろう。

「僕にとっては当然、特別な試合だ。旧友やサポーターのみんなに会えるのを楽しみにしている。ただ、僕らは勝ちたいし、そのためにブレーメンからゴールを奪いたい」。ピサロは勝利とゴールへの熱い気持ちを隠さなかった。

© imago / Thorge Huter

ピサロは1999年にペルーのアリアンサ・リマからブレーメンに加入。デビューシーズンから25試合に出場して10得点を記録した。翌シーズンには31試合の出場で19得点と大活躍。バイエルン・ミュンヘンが獲得に乗り出したのも当然の成り行きだった。

バイエルンには2度にわたって在籍し、ブンデスリーガ優勝6回、欧州チャンピオンズリーグ優勝1回を経験。チェルシーに移籍した後、期限付き移籍でブレーメンに復帰すると、2009年のドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)とDFLスーパーカップで優勝、さらには同年のUEFAカップ(現欧州リーグ)でも準優勝を果たした。

今季からプレーするケルンではここまで優勝トロフィーとは無縁の戦いを続けているが、最下位に沈むチームを降格の危機から救おうと奮闘している。今節のブレーメン戦にも敗れるとケルンの状況はさらに悪化するが、ピサロにとっては到底受け入れられることではない。

「今の状況は非常に厳しい。1試合ずつ考えていかなければならないし、だからこそブレーメン戦は勝利を目指さなければならない。僕は自分の経験を若い選手たちに話してサポートできる。常にうまくいくわけではないが、すべてを試している。勝利だけが僕らを救ってくれる」

ピサロはペルー代表として今夏のワールドカップに出場することを望んでいる。そのためにもコンディションの良さとゴール前で信頼性を証明し続けなければならない。レジェンドとしての地位を築いたブレーメンで、ケルンのためにヒーローになる……それは代表入りに向けて最大のアピールになるだろう。

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