ハノーファーに所属する日本代表MF原口元気が、20日に行われるキルギス戦への意気込みを語った。原口は16日に行われたベネズエラ戦で68分から途中出場したが、チームは終盤にPKで追いつかれて引き分け。森保ジャパン発足以降の連勝は「3」でストップした。

森保新体制下のレギュラー争いではここまで中島翔哉や堂安律に後れを取っている印象もあるが、控えに回った時にどう振る舞うべきかを原口は理解している。「パッと誰かが入った時、メンバーがガラッと変わった時に、(チームの)クオリティが落ちるようではいけない。先日の試合は追いつかれたけど、逆に(代わって入った)僕らが2点目を取りにいくぐらいじゃないと」

ロシア・ワールドカップ時からチームは若返り、27歳の原口もチームをけん引する立場になりつつある。特に、前回の試合で出番がなかったメンバーで構成されることが予想されるキルギス戦では、W杯経験者の原口にはよりリーダーシップが求められるだろう。

「それほど経験がない選手たちと組むことになるので、引っ張らないといけない。うまくいっていない時間帯、なかなか点が取れない時、仮に失点してしまった時に、どういうリアクションができるかというのを大事にしたい」

自然とそういう意識が芽生えたのも、自分自身がかつての主軸たちに引っ張られてきた経験があるからこそだ。「本当に苦しい時は彼らが引っ張ってくれた。間近で見てきたし、どう振る舞ったら若手が気持ち良く伸び伸びプレーできるかというのを見てきた。ワーワー言ってくる先輩もいなかったし、気持ち良くやらせてもらっていた。だからこそ、自分で考え、自分でチャレンジできた部分もあると思う」

これまでブンデスリーガと日本代表で見せてきた献身的なプレーやひたむきな姿勢は今後も変わらない。一方、変わりゆくチームの環境の中で、意識の部分には微妙な変化が出てきた。「もしかしたら明日は、(自分が)チームで一番経験のある選手になるかもしれない。そうなった時に『アイツが頑張っているから頑張ろう!』と思ってもらえるよう、プレーで引っ張っていきたいと思う。チームの中で一番頑張る、一番走るぐらいの気持ちで、いつもどおりやりたい」

激動の2018年を締めくくる年内最後の代表戦、“チームリーダーとして日本を引っ張る”新たな原口の姿が見られるかもしれない。