Summary

  • ブンデスリーガ第17節2日目、ドルトムント対ホッフェンハイム
  • 香川が全得点に絡む活躍、ドルトムントが2ー1逆転勝利
  • ワイグルの試合後インタビューを紹介

ブンデスリーガ第17節2日目が12月16日に行われ、香川真司が所属するドルトムントは本拠地でホッフェンハイムと対戦し、香川の全得点に絡む活躍もあって2ー1で勝利した。この試合にボランチとしてフル出場し、チームの2連勝に貢献したユリアン・ワイグルが、90分間の戦いを終えてインタビューに応じている。

――終了間際のゴールでドルトムントは逆転勝利となりました。幸運もあったのでしょうか?

ワイグル いずれにせよ今日の試合で運を必要としていたのは間違いありません。先週までは不運もあったのですが、その間にも我々は変わらず、運をもたらせるように日々の努力を怠りませんでした。最初の20分間は良い試合を見せることができましたが、先制点をきっちりと決めることができず、次第にホッフェンハイムが勢いを取り戻し、彼らのハイレベルなポゼッションサッカーに苦労するようになってしまいました。彼らは先制した後、ゴール前に鍵をかけることもできましたが、我々が逆転しました。多かれ少なかれ運があったのだと思います。

――ビハインドの状態からでも逆転できる、という自信もあったのですか?

ワイグル 先制されても、チーム一丸となって戦うことが非常に重要でした。我々にもミスはありましたし、ボールロストも多くしてしまいましたが、それでも戦うことをやめませんでした。その姿勢が最後に報われましたね。キックオフ前にも、「年内のホーム最終戦であるこの試合をとにかく勝利で終えよう」と話し合っていました。

© imago / Hübner

――ホッフェンハイムは試合途中にポゼッション率を65%に高めるほどでした。ドルトムント側のプランはどのようなものだったのでしょうか?

ワイグル 彼らのポゼッションサッカーは非常に良く、ボールをうまく走らせていました。ホッフェンハイムの選手たちは最終ラインから中盤まで全員パスがうまいので、非常に守りづらかったですね。とにかく最終ラインの裏へパスを通させないようにすることが第一条件でした。しかし、我々が前からプレッシャーをかけ始めたら、彼らも長いボールを蹴るようになり、有利に試合を運べるようになりました。

――今週の2試合はペーター・シュテーガー監督の下、どちらも勝利を飾ることができました。新指揮官はチームの何を変えたのでしょうか?

ワイグル まだ就任から間もないですし、すべてのことを変えられたわけではありません。重要なのは、我々が守備の面でより強固になることでした。いつも高い位置からプレスを仕掛けていくサッカーではありません。もちろんそのようなサッカー、つまり前線から激しくプレッシャーをかけていくサッカーもやっていきたいのですが、そのような場合には、まず後ろがしっかりと安定していることが重要ですし、そして最終ラインとの距離が空きすぎてはいけません。常にアグレッシブになるわけではない、というのがシュテーガー監督がまず我々に示したことでした。

――チームのみんなも以前より楽しくサッカーをやっていると感じますか?

ワイグル そう思います。しかし、ペーター・ボス前監督の時も、シーズン序盤はゲーゲンプレッシングが大変うまく機能していましたし、それを忘れるべきではありません。今、チームは安定性を手に入れ、高い位置からのプレスばかりではないサッカーをやるようになりました。それが、今の我々にとっては、うまくいっているというわけなんです。

――自身の役割の変化について、個人的にはどのように感じていますか?

ワイグル チームがこの2試合で2勝できたことがまず第一ですし、自分のことは二の次です。ただ、今は良い気分でプレーできています。ボス前監督の時に与えられた任務も決して悪いものではなかったのですが、自分の能力を発揮するのが難しかったんです。今は、以前に比べ自由にプレーできるようになりましたし、最終ラインに下がってボールをもらいに行ってもいいようになりました。過去2年間ドルトムントでやってきたようなプレーをさせてもらえれば、きっとドルトムントにとっても私個人にとっても、良い方向に向かっていくと思います。

――この試合でのドルトムントは少し慌ただしい内容だったのも事実です。その理由はどこにあるのですか?

ワイグル 成績が悪かった時の影響が残っていたのは間違いないでしょう。我々のポゼッションサッカーもホッフェンハイムと同じくハイレベルであることは、すでに証明してきました。もちろんマインツ戦の勝利が我々に自信を与えてくれたのは間違いありません。しかしだからといって、それまでの嫌な記憶がすぐに頭から離れるわけではありませんからね。勝利を重ねることで良くなっていくしかないのだと思います。

© imago / Moritz Müller

――つまり、以前のような冷静さを取り戻すことが、ドルトムントにとっての鍵だと?

ワイグル その通りです。我々には素晴らしいクオリティーを持った選手たちがいますし、ボールを保持するようなサッカーを取り戻さなければなりません。しかし、それも近いうちに必ずできるようになると確信していますよ。

――それはいつ頃になるとお考えですか?

ワイグル まずはミュンヘンでのビッグマッチ(DFB杯3回戦バイエルン・ミュンヘン戦)が待っています。そこでベストを尽くし、準々決勝に進出したいですね。相手がバイエルンですので、ホッフェンハイム戦以上に良い守備をしなければならないのは確実です。そして、後半戦開始前の中断期間でしっかりと戦術練習を行い、新たな高揚感とともに再スタートを切りたいですね。

――最後に、今のドルトムントの状態を考えると、DFB杯バイエルン戦におけるドルトムントは“アウトサイダー”だと思います。しかしそのほうがドルトムントにとっては楽になるのではないでしょうか?

ワイグル アウトサイダーでも、そうでなくても、バイエルン戦が楽なんてことは絶対にありません。この試合でバイエルンが勝利すると予想している人のほうが多数だと思います。しかし我々にもプランはありますし、さらにドルトムントは昨シーズンのDFB杯準決勝で前半1ー2の状態からバイエルンに勝利しました。我々にもチャンスがあるということを、チームの全員が分かっています。