Summary

  • ホッフェンハイムのウトが開幕から好調をキープ
  • 第3節のバイエルン戦では2ゴールの活躍
  • ドイツ代表のレーフ監督に向けても猛アピール

ホッフェンハイムのマーク・ウトが開幕から好調をキープしている。ブンデスリーガ50試合出場という節目の一戦となった第3節のバイエルン・ミュンヘンでは2ゴールを挙げて昨季王者の撃破に貢献。2018年ワールドカップのドイツ代表に招集されてもおかしくないプレーを続けている。

ウトはバイエルン戦の前半、アンドレイ・クラマリッチの素早いスローインに反応してボールを受けると、ゴール前に持ち込んでマヌエル・ノイアーが守るゴールのニアサイドを破った。さらに後半には、ぽっかりと空いたスペースに入り込んでシュテフェン・ツバーの折り返しを受けると、冷静にシュートを決めて2ー0とした。

バイエルン相手に1試合2得点はクラブ史上初の快挙だっただけでなく、今季はここまでホッフェンハイムが挙げた全得点の半分以上を一人で決めている。クラブとの契約は来年の夏までだが、ユリアン・ナーゲルスマン監督はバイエルン戦後にウトとの契約延長を望んでいることを明かした。

「ウトがこのチームで居心地がいいと感じているのは見てのとおりだ。サッカー選手にとって、そういう要素はとても重要なんだ。一緒に仕事をするようになってから、彼は選手として成長した。契約を延長してほしいと思っている。これからもクラブが全力で延長を望むほどの活躍を続けてほしい」

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今夏は古巣であり、地元クラブでもあるケルンが、アントニー・モデステの代役としてウトの獲得に興味を示しているとの報道もあった。しかし、ナーゲルスマン監督は移籍市場の閉幕を前にクラブがウトを移籍させることはないと明言。ウトのゴールで追いついた第2節のレーバークーゼン戦後には、「彼のような質の高い選手を出すことはない」と話している。

ホッフェンハイムはレーバークーゼン戦の前に、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフでイングランドのリバプールと対戦。2試合ともに残念な結果となったが、ウト自身はこの2試合で確実に評価を上げた。ホームでのファーストレグで途中出場し、試合終了3分前に左足で一矢報いるゴールを記録。アンフィールドで行われたセカンドレグでも今度は右足で同じようなゴールを挙げている。

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ウトはドイツ代表の招集経験がない。しかし、代表のヨアヒム・レーフ監督も最近のウトのパフォーマンスには好感触を得ているはずだ。2014年にミロスラフ・クローゼが代表を去って以来、レーフ監督は純粋なストライカーを探している。最近ではティモ・ウェアナー(ライプツィヒ)やラース・シュティンドル(メンヘングラードバッハ)らブンデスリーガで安定した活躍を見せている選手にチャンスを与えた。当然、ウトの活躍も指揮官の目に留まっていることだろう。

ウトはケルンのトップチームで出番を得ることができず、2012年にドイツを離れた。それでも2014/15シーズンにオランダのヘーレンフェーンでリーグ戦36試合で20得点の活躍。その結果、2015年にホッフェンハイムに引き抜かれて母国への復帰を果たした。

ブンデスリーガ復帰1年目から8ゴールを決めたウトは、アレクサンダー・ローゼンSDを大いに満足させた。翌2016/17シーズンは負傷のため9月から11月、2月から3月と2度の戦線離脱を強いられたが、先発わずか12試合で7得点3アシストという結果を残している。

ウトは昨年のインタビューで「サッカーは自信を持つことと深く関係している」と語っていたが、今季は自信に満ちたプレーで公式戦6試合5得点と大活躍している。その勢いは当分続きそうだ。

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