Summary

  • ドルトムントのロイスが悲願のW杯初出場へ
  • 4年前は直前のケガで出場を断念
  • ドイツ代表の目標はW杯連覇

ドルトムントのマーコ・ロイスはドイツ代表が優勝した2014年のワールドカップを振り返ると複雑な思いを抱くという。しかし、回り道をしてようやくたどり着いた2018年のロシア大会では全力を尽くすことを固く決意している。

今から4年前、ロイスはW杯直前に足首を負傷して夢の舞台を踏むことができなかった。そしてロイスのいないドイツはブラジルの地で4度目の世界制覇を達成。延長戦までもつれた決勝戦でゴールを挙げたマリオ・ゲッツェが優勝セレモニーでロイスの名前が入ったユニフォームを掲げたのが印象的だった。

「あの時のことはよく覚えている」。6月6日に行われたメディアデーの記者会見でロイスはそう語った。「あの場にいられなかったのは残念だったけど、ドイツの選手たちが優勝トロフィーを掲げる姿を見られたのは最高だった」

今大会は立場が逆になった。ロイスがドイツ代表に選出された一方で、ゲッツェは暫定メンバーにすら入ることができなかった。また、マンチェスター・シティで活躍するレロイ・サネなどもヨアヒム・レーフ監督が6月4日に発表した最終メンバー23人から漏れた。

「僕は2年間も代表から離れていたので、認められたのは良かったと思う。代表に選ばれなかった選手たちを気の毒に思う。でも、僕の経験から言えるのは人生は続いていくということだ。チャンスはまた巡ってくる。僕は楽観的なんだ」

楽観的にならざるを得なかっただろう。ロイスはブラジルW杯後、2016年の欧州選手権も直前にを負傷して出場できなかった。さらに膝のじん帯断絶という大ケガで2017/18シーズンも公式戦の半数以上に欠場した。しかし、2月に戦列に復帰するとブンデスリーガ11試合で7得点を記録して完全復活をアピール。6月2日に行われたオーストリアとのテストマッチで2016年3月29日以来となる代表復帰を果たした。

「この場にいることができてうれしい。W杯でのプレーはサッカー選手なら誰もが願っていることだ。大会期間は長い。メンバー全員が必要とされると思う。プレーするチャンスを獲得して、チームを助けたい」

ドイツは1962年にブラジルが成し遂げて以降、どの国も達成することができなかったW杯の連覇を狙っている。ロイスはそれについても「楽観的だ」とコメントした。「僕らは終われる立場だ。どの国も前回王者を倒したいと思っているし、それがもう1、2パーセントの力を出す原動力になる。それでも僕らは全員が優勝したいと思っている。簡単ではないだろうけど、貪欲に練習をやっているし、連覇へのモチベーションは高い。僕らの目標は優勝だ」

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