ブンデスリーガ

今季無敗のドルトムントに挑むシャルケ、勝利のキーファクターとは?

ブンデスリーガ第14節2日目が12月8日に行われ、シャルケは香川真司が所属するドルトムントとのルールダービーに臨む。果たして、シャルケがどのように戦えば本拠地のファンにダービーでの勝利を届けられるのか――ドルトムントの戦術を分析し、戦いのキーファクターとなる部分を探った(上部動画は独語、下記本文は翻訳)。

・クラブ史に残るペースで勝ち点を積み重ね、首位を独走するドルトムント。少なくとも今季ここまで、彼らを止められるチームは存在しなかった。そしてドルトムントは次の試合、ドメニコ・テデスコ監督率いる宿敵シャルケとのルールダービーに臨む。まだどのクラブも見つけられていない“対ドルトムント用の戦術”を見つけられるかが、シャルケにとって勝利の鍵となる。

・まずはシュトゥットガルト対ドルトムントのシーンから。(0分21秒の場面では)ドルトムント陣内でシュトゥットガルトは4人の選手でプレッシングを試みた。しかしクリスティアン・ゲントナーは、激しいプレスをせず、ボールホルダーまで約6mもあった。そこから容易にボランチのアクセル・ヴィツェルへとパスが通り、ドルトムントはダイアゴナルに展開。ゲントナーの甘いチェックの場面から、わずか9.2秒でゴールを奪われた。

・ここから学べるのは「プレッシングが正確に機能しなければ、その代償を払う」ということだ。

・次の例はドルトムント対ヘルタ・ベルリン。(0分48秒のシーンでは)ドルトムントの正確なビルドアップを阻止するため、ヘルタ側はマンツーマンで守っている。しかしDFからFWまでの距離は35mもあり、決してコンパクトな陣形ではない。ドルトムントはダンアクセル・ザガドゥの縦パスで攻撃にスイッチを入れ、わずか3回のパスでヘルタ側ペナルティーエリアに到達した。

・ここから学べるのは「コンパクトな守備を保てなければ、ドルトムントの攻撃を止めるのは難しい」ということだ。

・次の例はマインツ戦。(1分20秒のシーンでは)本来マインツは、ボールを持つマルコ・ロイスに対し、前線の2人で激しくプレスを仕掛けるべきだった。また後方の7人も、前線の2人に連動してプレスをかけるべく、前目のポジションを取るべきだった。マインツが7人いるのに対し、ドルトムントは数的不利の3人。しかしマインツの守備は陣形が整っておらず、スペースへ完璧なスルーパスを出され、高いクオリティーを持つドルトムント攻撃陣に得点を許してしまった。

・シャルケのウェストン・マッケニー「ドルトムントの調子はとても良いですね。しかし勝つことが不可能なチームなど存在しません」

・では、シャルケはどのように戦えばいいのか。ヴォルフスブルク戦が良い例だ。(2分10秒のシーンでは)相手に対し2人で奪いにいき、ボール奪取後は素早く縦へ展開。7.6秒後にはビッグチャンスを迎えた。しかしこのようなシーンで、シャルケは必ずゴールを決める必要があるだろう。

ホッフェンハイム戦もシャルケにとって良いヒントになりそうだ。(2分36秒のシーンでは)緑色のユニフォームを着るシャルケはプレッシングを仕掛けていないものの、自陣ペナルティーエリア前で9人がブロックを作り、縦の距離は約17.5m。しびれを切らしたホッフェンハイムにリスクのあるパスを出させるよう仕向け、相手のミスからボールを奪った後は5人でカウンター攻撃。3人のFWがゴールに向かい、ここではダニエル・カリジュリがファウルをもらってPKを獲得した。

・シャルケのテデスコ監督「できるだけ良い準備をしていきたいです」