Summary

  • ドルトムントがリーグ戦で今季初黒星
  • ライプツィヒ戦ではいくつかの課題が浮き彫りに
  • 17日のCLアポエル戦で仕切り直しを図る

ドルトムントライプツィヒに2ー3で敗れ、今季初黒星を喫した。約2年半にわたって更新してきたリーグ戦での連続無敗記録も「41」でストップ。首位の座は守ったものの、試合後の選手や首脳陣の表情は曇ったままだった。ミヒャエル・ツォルクSDは「今日はウチの日ではなかった。全体的にいつものことができていなかった」と落胆の色を隠せず。ペーター・ボス監督も「とにかく内容が良くなかった。特に前半はね」と肩を落とした。

ボス監督「あれはウチのサッカーではない」

攻撃的で手に汗握る展開は称賛に値するが、敗れたドルトムントにとっては何の慰めにもならなかった。「最終ラインからほとんどボールをつなぐことができなかった。ビルトアップでスピードがなかった」(ツォルクSD)、「ボールを前に送るのではなくGKへ戻してばかりいた。あれはウチのサッカーではない」(ボス監督)と、首脳陣は反省ばかりを口にした。

特に前半はライプツィヒの高い位置でのプレスに大苦戦。ピエールエメリック・オバメヤンも「ライプツィヒは見事なチームを作っている」と相手を称えるしかなかった。

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サイドバック4人が離脱の苦しい台所事情

ただしこの試合は、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のレアル・マドリード戦のような、リスクの高いボス監督の攻撃的スタイルに疑問符が付くような内容ではなかった。ツォルクSDは、「スピードに欠け、勇敢さも足りなかった。競り合いにも全力でぶつかっていかなかった」と、戦術ではなく、個々の動きに敗因があったと指摘している。

一人ひとりの動きのまずさは、とりわけ守備面で大きく響いた。ゴンザロ・カストロは「簡単に失点しすぎた。あってはいならないこと」と、無駄な失点を重ねたことに悔しさをにじませた。開始早々に先制したものの、GKロマン・ビュルキのポジショニングミスもあってFKから同点に追いつかれた。勝ち越し点を奪われた場面では右サイドバックのジェレミー・トーリヤンの動きのまずさが目についた。

現在、マーセル・シュメルツァー、ラファエル・ゲレイロ、ルカシュ・ピシュチェク、エリック・ドゥルムの4人がそろって負傷離脱中。トップレベルのサイドバックがいないという苦しい台所事情を強いられている。ツォルクSDが「非常に厳しい状況だが、もうしばらくはこれが続くことになる」と語るとおり、ケガ人が復帰するまでは辛抱が必要だ。

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真価を問われるCLアポエル戦

「なるべく早く切り替えないといけない。起きてしまった以上、あとは前を向いていくしかない」。カストロは1日でも早く気持ちを切り替えることが重要だと強調する。

10月17日にはCLグループステージ第3節のアポエル戦が控える。ドルトムントはここまで2連敗。キプロスでの一戦では決勝トーナメント進出に黄色信号が灯ったチームの真価が問われる。

ユリアン・ワイグルは「現実から目を逸らすべきではない」と語り、現状としっかり向き合った上で苦境を乗り越えようとしている。ライプツィヒ戦ではネガティブな部分が露呈したが、チームが自信を失ったわけではない。後半開始早々に1ー3の劣勢に立たされながら、最後まで諦めずに戦った。この点についてワイグルは、「後半、もう一度すべてを出し切って闘争心を前面に出せた」と一定の手応えを口にしている。

オバメヤンやアンドリー・ヤルモレンコがチャンスを生かせず、追撃は64分のPKのみにとどまったが、改めて攻撃力の高さは見せつけた。「前にボールを運べさえすれば、すぐにゴールチャンスにつなげることができていた」。敗戦の悔しさの中にも、ツォルクSDはポジティブな要素を見いだしているようだ。

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