Summary

  • ブンデスリーガ第11節2日目、ドルトムント対バイエルンの「デア・クラシカー」開催
  • 当サイト独語版が中盤の柱ヴィツェルにインタビュー
  • 「相手が誰であろうと恐れを抱く必要はない」

ブンデスリーガ第11節2日目が11月10日に行われ、香川真司が所属するドルトムントは本拠地でバイエルン・ミュンヘンとの「デア・クラシカー」に臨む。両クラブの威信をかけた一戦を前に、ドルトムントのアクセル・ヴィツェルが当サイト独語版のインタビューに応じた。

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――ドルトムントに来て数カ月が過ぎましたが、これまでを振り返ると、どのような気分ですか?

ヴィツェル 非常に良いですね!チームメート、スタッフ、首脳陣…誰もが温かく迎え入れてくれました。幸いにもすぐに出番をもらえるようになりましたし、ゴールを決めることもできました。

――本拠地ジグナル・イドゥナ・パークでのプレーは、いかがですか?

ヴィツェル 信じられない気分です。このスタジアムでプレーできるのは、幸せ以外の何物でもありません。相手がどのチームであろうと常に満員になります。ピッチに立てることは、大きな誇りです。

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――ドルトムントの調子はなぜこんなにも良いのでしょうか?

ヴィツェル 過去2シーズンはここまで良くありませんでしたが、今はかつてのような素晴らしいプレーができるようになりました。ブンデスリーガで素晴らしいスタートを切り、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)や欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも力強いパフォーマンスを発揮しています。しかし、あまり先のことを考えるべきではありません。1試合1試合、目の前のことに集中しなければなりません。

――あなたがドルトムントにもたらしたものとは何でしょうか?

ヴィツェル 私のキャリアにおいては、初めてのビッグリーグではありますが、これまでに培ってきた経験を武器にして、このチームを助けることを試みてきました。ドルトムントにはたくさんの素晴らしい選手がいますが、彼らの多くは19、20、21歳という若さです。私は1月で30歳になりますし、ピッチ上でチームを引っ張っていく立場でいたいですね。

――ドルトムントでこれだけ素晴らしい滑り出しができたことに、驚きはありますか?

ヴィツェル いいえ、それはありません。FIFAワールドカップ・ロシア大会の後、ヨーロッパのリーグに戻ってくることを目指していましたが、欧州のベストクラブでもプレーできることは、自分でも分かっていました。ドルトムントが私に興味を示してくれた時、決断を下すまでにそう時間はかかりませんでした。

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――さて、バイエルンの強さはどれくらいだと考えていますか?

ヴィツェル バイエルンはバイエルンです。常に強いチームですし、彼らとの試合は必ず厳しいものになるはずです。しかし、今シーズンのバイエルンは過去数年間に比べて良いスタートを切ることができませんでした。このチャンスを利用しない手はありません。しかも、今回はホームです。素晴らしいファンが我々を後押ししてくれます。我々のクオリティーをもってすれば、彼らに勝利することもできます。すべてのことが起こりうるのです。

――バイエルンの強さとは、どこにあるのでしょうか?

ヴィツェル 彼らはブンデスリーガで首位に君臨すること、CLで勝ち進んでいくこと、毎年何かしらのタイトルを獲得することに慣れているチームです。我々よりも経験豊富であることは間違いありません。例えばフランク・リベリーのように、キャリアの終盤に差し掛かった現在でも、依然として高いクオリティーを持った選手もいます。バイエルンはその経験を武器に、戦ってくるでしょうね。しかし我々にも、ピッチ上で信じられないようなことをやってのける若い選手がたくさんいます。

――バイエルンの選手で、あなたが個人的によく知っている選手はいますか?また、特に危険だと思う選手は誰でしょうか?

ヴィツェル 個人的に知り合いの選手はいませんね。危険なのはティアゴです。非常にファンタスティックなMFであり、試合を作り、攻撃の起点となるのは、他でもない彼です。またリベリーも“違い”を生み出せる選手。アリエン・ロッベンも素晴らしいプレーヤーです。そしてロベルト・レヴァンドフスキは偉大なストライカーです。つまり、どんな時も注意を怠ってはいけません。ただし、相手が誰であろうと恐れを抱く必要はないのです。我々は今回、ホームの大観衆を背に戦います。全力のパフォーマンスを発揮しなければなりません。

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――ところであなたはシャルッペ(Schaluppe)と呼ばれていますが。

ヴィツェル 私のニックネームですね。スタンダール・リエージュ(ベルギー)でプレーしている時につけられたものです。シャルッペとは、小さな木製ボートのことで、水の上で非常にゆったりと動く乗り物です。どんな時もリラックスし、ストレスフリーな私を見て、リエージュのチームメートがそう名付けたんですよ。

――あなたのアクセルという名前は、アクセル・フォーリーにちなんでいるというのは本当ですか?

ヴィツェル 私の両親はエディー・マーフィーの大ファンなんです。映画「ビバリーヒルズ・コップ」でエディー・マーフィーの役名がアクセル・フォーリーだったために、私の名前をアクセルにしたそうです。私自身もずいぶん昔からこの映画を見ていますし、彼は非常にクールな人柄ですよね!

――ゴールを決めた時のパフォーマンスですが、あなたは手でワシの形を作ります。どのような意味があるのでしょうか?

ヴィツェル ニコラ・アネルカがやっていたパフォーマンスですね。私の父親はマルティニーク出身のフランス人で、1998年頃は私もフランス代表のファンでした。そうこうしているうちに私のプロキャリアがリエージュで始まり、その時に学校の友人の一人が「ゴールを決めたらワシのポーズをやってみたら?」と言ってきたんです。それ以降、このパフォーマンスをずっと続けているんです。

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――しかし今ではもうフランス代表のファンではないですよね?

ヴィツェル 「もうファンではない」というのは違いますが、私はベルギー人です。当時フランス代表の試合をたくさん見ましたし、私のアイドルがジネディーヌ・ジダンだったことは事実ですが。

――ベルギー代表のチームメート、ミシー・バチュアイからドルトムントのことについて何か聞いていたのでしょうか?

ヴィツェル その通りです。彼は「きっとドルトムントのことを好きになるはずだ」と言っていました。彼もまた、ドルトムントで過ごした時間をとても楽しめたようですね。