Summary

  • ドルトムントのMFユリアン・ワイグル、インタビュー
  • 5月に足首を負傷し、現在はリハビリ中
  • けがの状況や新監督との関係は?

ドルトムントのMFユリアン・ワイグルが7月28日、チーム合宿地のバート・ラガツ(スイス)でランニングを再開した。スター軍団ドルトムントの中盤で不可欠な存在である21歳の同選手だが、昨季リーグ戦の最終節を前に足首を骨折。オフシーズンはリハビリに費やしている。復帰に向けて励んでいるワイグルがインタビューに応じ、現在の状況やペーター・ボス新監督について語った。

——ワイグル選手、調子はいかがですか?また治療の経過はいかがでしょうか?

ワイグル 調子はとても良いですよ。今日からランニングを再開できました。これはリハビリをしている者にとって、一つの道しるべです。それを目標に頑張るわけですから。また走り出したことで筋肉もつくでしょうし、そうなればやっと大きな前進ができます。全体的にここまでのリハビリはとてもうまくいってますし、悪化はしていません。僕たちのスケジュールは埋まっています。9月初旬のインターナショナル・ウィーク後くらいにはチーム練習に合流できるでしょうし、負荷にも耐えられるでしょう。

——プロになって初めての大きなけがでした。難しかったことはありますか? またどのようにけがと向き合ったのでしょうか。

ワイグル はじめの頃はとても大変でした。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)の決勝とコンフェデレーションズカップを直前に控えてましたから。家で毛布を頭からかぶってましたよ。けがに関しては、最初はもっと重傷かもしれないと思ってたのですが、いらぬ心配でした。何しろこれまで大きなけがをしたことがなかったので・・・・・・。医師たちがレントゲン写真を見てそれを否定してくれて初めて、ようやく霧が晴れました。初めてのことなのでうろたえましたが、本来はポジティブな人間です。周りの人たちには助けられましたし、だからものすごく辛いってことはありませんでした。負傷中の期間というのは、良い点と悪い点があると思います。決勝戦とコンフェデレーションズカップには出場できなかった一方、オフ期間をリハビリに当てることができました。だから、ドルトムントの試合はそれほど欠場せずに済みます。僕はこのような状況でもポジティブなことを第一に考えられるタイプなんですよ。

19歳でドルトムントに加入。2シーズンでリーグ60試合に出場している © imago

——周囲で特に大切な人たちとは?

ワイグル もちろん彼女と家族です。父なんて病院にずっといましたから。でも、チームの仲間もそうです。4日間の入院でしたが、信じられないくらい多くの人たちがお見舞いにきてくれたのにはびっくりしましたし、とてもうれしかったです。現在はリハビリの段階なので、彼女にとっては簡単ではないと思います。他の人たちがトレーニングしているのを見ているのに、自分はピッチに立てないわけですから、いつも上機嫌ではいられません。それでも彼女は僕を支えてくれています。

——ワイグル選手にとっては長いシーズンになりました。しっかりとした休暇をとっていないことが不利にはならないでしょうか?

ワイグル 十分な休暇はもちろん欲しかったっですよ。でも、まとまった休みではありませんでしたが、3週間はありましたし、いつでも出掛けることはできました。自分が思い描いていた休暇とはかけ離れていましたが、最大限に活用しようとしました。現実を受け入れないといけません。

——バート・ラガツ合宿に同行できてうれしいですか? それともチームメイトが毎日ボールを蹴っている姿を見るのは辛いでしょうか?

ワイグル ここに来ることができて、とてもうれしいです。今はチームと一緒に食事をしたり、みんなと部屋でプレーステーションで遊ぶことがね。チームの一員であること、チームの中にいると感じることが大事なんです。それと監督の哲学を吸収すること、チームのミーティングに参加すること、監督がどのようなプレーを求めているかを知ることも大事です。チームに戻って、新しいシステムのやり方やどのようなことがあったのか全く分からないってことがないように。

ワイグルは元スペイン代表のシャビ・アロンソを抜き、ブンデスリーガ1試合での最多ボールタッチ記録(216回)を持っている © DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Boris Streubel

——ペーター・ボス監督の印象は?

ワイグル すでに2人で話し合っています。監督は僕にミーティングに参加して、彼のサッカーを知ってほしいと言ってくれました。短いけれど、とてもポジティブな会話をいつもしていますよ。

——ドルトムントのサッカーは新監督の下、どのような変化をするでしょうか?

ワイグル 監督の哲学は、かなり高い位置でプレッシングし、相手に余裕を与えないことです。攻撃的にプレーし、相手にボールを取られたらできる限り速くそれを奪い返す。そのためにはチーム全員が互いに助け合い、アグレッシブに戦わないといけません。

——ポゼッションが最重要項目ではなくなりますが、ワイグル選手のプレーにはどのような変化が生まれるでしょうか?

ワイグル ボス監督にとってもボールを保持することは重要です。これまでのミーティングで僕が理解したのは、セントラルMFは高い位置でプレーするということ。というのは、ゲーゲン・プレッシング(ボールを失ったら、高い位置からプレスをかけてボールを奪い返し、カウンター攻撃につなげる)をやりたいからです。だから、僕には決定的なパスを出したり、もしかしたらゴールを決めるようなチャンスもあるかもしれません。まずは観察し、ピッチに戻ったときにしっかりやりたいと思います。