Summary

  • キャリア最後の試合を迎えるバイエルンのハインケス監督
  • 最終節は選手・監督としてブンデスリーガ通算1038試合目
  • これまでに積み上げてきた様々な偉業を数字で紹介

バイエルン・ミュンヘンのユップ・ハインケス監督は1945年5月9日、第2次世界大戦の欧州戦線が終戦を迎えた翌日にドイツのメンヘングラートバッハで生を受けた。その時は彼が2018年までドイツサッカー界の第一線で活躍し、誰よりも強烈なインパクトを残すことになるなど誰も知るよしはなかった。73歳の誕生日を迎えたばかりのハインケス監督がブンデスリーガで指揮を執るラストマッチを前に、当サイトでは彼の輝かしいキャリアを「数字」で振り返る。

「3」
バイエルンとハインケス監督を永遠に結びつける数字だ。2012/13シーズンにブンデスリーガ、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の三冠を達成。ドイツ人指揮官としては史上初、史上唯一の三冠監督となった。

© gettyimages

「6」
選手と監督の両方でブンデスリーガ制覇を経験したのはこれまで6人。名誉あるリストに名を連ねるのはハインケス監督のほか、フェリックス・マガト、フランツ・ベッケンバウアー、マティアス・ザマー、トーマス・シャーフ、ヘルムート・ベントハウスだ。

「6」
ハインケス監督が選手、監督として関わったドイツのクラブは6つ。生まれ故郷のメンヘングラードバッハ(ボルシアMG)では選手として238試合に出場、監督としては291試合で指揮を執った。また、ハノーファーでは選手として86試合に出場。引退後は監督としてボルシアMGのほか、レーバークーゼンシャルケアイントラハト・フランクフルト、バイエルンを指揮。バイエルンでは計4度にわたって監督を務めた。

「7」
ハインケス監督は常に勝者だったわけではなく、選手として2回(1974年、1978年)、監督として5回(1988年、1991年、2009年、2012年)、ブンデスリーガで計7回も2位を経験している。

「8」
ハインケス監督がマイスターシャーレを掲げるのは、監督としては今回で4度目(1989年、1990年、2013年、2018年)、選手時代(1971年、1975年、1976年、1977年)も含めると通算8度目となる。ブンデスリーガの優勝経験が8回に及ぶのは、これまでウド・ラテック(監督として8回)、オリバー・カーン、フィリップ・ラーム、フランク・リベリ、メーメット・ショル、バスティアン・シュバインシュタイガー(選手として8回)の計6人しかいない。

「12」
ハインケス監督はブンデスリーガのレジェンドというだけでなく、欧州の大会でも輝かしい成績を残している。CLではバイエルンとレアル・マドリードを率いて通算3度の決勝進出、うち2度は優勝を果たした。また、12連勝というCL新記録も樹立している。

「23」
2013年に成し遂げたバイエルンでのリーグ優勝は、ハインケス監督にとって1990年にバイエルンで優勝して以来、実に23年の年月を経て手に入れたタイトルだった。23年を隔ててのタイトル獲得はもちろんブンデスリーガの最長記録。

「72」
2013年に68歳でブンデスリーガ史上最年長優勝監督となったが、今季は72歳でリーグ優勝を果たして自身の記録を更新した。もっとも、ドイツ1部リーグで指揮を執った監督の中でハインケス監督が最年長というわけではなく、これまでオットー・レーハーゲル(ヘルタ・ベルリン)が73歳まで、フレッド・シュルツ(ブレーメン)は74歳までチームを率いていた。

「91」
三冠を達成したシーズンのブンデスリーガ記録の勝ち点「91」、得失点差「+80」。この2つの記録は現在も破られていない。

© gettyimages / CHRISTOF STACHE

「178」
今季最終節で対戦するシュトゥットガルトのタイフン・コルクト監督は、ハインケス監督にとってブンデスリーガで対戦する178人目の指揮官(リーグ最多)。

「369」
ハインケス監督は選手としてブンデスリーガ通算369試合に出場。ドルトムントとの現役ラストマッチではキャリア初の1試合5得点を記録し、リーグ史上最大得点差となる12ー0での圧勝の原動力となった。なお、ブンデスリーガ通算得点はゲルト・ミュラー、クラウス・フィッシャーに次ぐ歴代3位の220得点。

「518」
これまでブンデスリーガで選手、監督として通算518勝を記録。2位のオットー・レーハーゲル(457勝)を大きく引き離して歴代トップに立っている。

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA

「1,038」
ハインケス監督は選手として369試合に出場した後、監督としてこれまで668試合を指揮。5月12日の最終節は選手・監督として通算1038試合目となる。今季途中にレーハーゲルが保持していた1033試合を上回ったが、ブンデスリーガで1000試合を突破しているのはこの2人だけ。

「19,264」
ハインケス監督は5月12日に1万9264日に及んだブンデスリーガでのキャリアに終止符を打つことになる。1965年8月14日のボルシアMG対ボルシア・ノインキルヒェン戦でプロデビューを飾った日から、実に52年と271日の年月が流れたことになる。