Summary

  • ライプツィヒのハルステンベアクがドイツ代表デビュー
  • 25歳でブンデスリーガデビュー、26歳で初の代表招集
  • 左サイドバックへのコンバートがキャリアの転機に

ライプツィヒのDFマーセル・ハルステンベアクが、11月10日に行われたイングランドとの親善試合でドイツ代表デビューを飾った。わずか2年前までごく限られた人にしか名前を知られていなかった26歳は、どのようにしてドイツ代表選手にまで上り詰めたのだろうか?

複数のポジションを経験してたどり着いた“居場所”

ハルステンベアクは今でこそライプツィヒ不動の左サイドバックとして活躍しているが、ユース時代はストライカーとして、その後は長らくセンターバックとしてプレーしていたという。そんなレフティーにとっての転機となったのがドルトムントのセカンドチーム在籍時、ダビド・ワーグナー監督との出会いがハルステンベアクのその後のキャリアを大きく左右する。

現在、プレミアリーグ(イングランド)のハダースフィールドを指揮するワーグナー氏は2011年から2年間、ドルトムントのセカンドチームを指揮。そこで、ハルステンベアクの才能を見いだし、彼をサイドプレーヤーにコンバートしたという。

このコンバートをきっかけに力をつけたハルステンベアクは、ザンクト・パウリ(2部)を経て2015年にライプツィヒに加入。ブンデスリーガ初昇格、さらにはブンデスリーガでの大躍進と、この2年間で急成長を遂げたチームで中心的な役割を担った。

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Action Imagery

ベッカムを手本にする背番号“23”

ブンデスリーガデビューは25歳の時。本人は長かったそれまでの道のりについて、「自分にもブンデスリーガでプレーするだけの力があると信じていた。そして、そこに一歩ずつ近づいていることも感じていた」と振り返っている。

ハルステンベアクの大きな武器の一つが左足から繰り出す強烈なFKで、最も得意とするのは「右サイド寄り、ゴールから25メートルの位置」。手本とするのはFKの名手として名を馳せた元ブラジル代表のロベルト・カルロスやリバウド、そして元イングランド代表のデビッド・ベッカムだという。とりわけベッカムへの憧れは強く、背番号は彼が現役時代につけていた23番を好んでつけている。

初代表では残念ながら25番をつけることになったが、「25」は自身がブンデスリーガデビューを飾った年齢であり、ハルステンベアクにとっては思い入れのある数字だ。代表初招集の知らせに「ものすごくうれしいし、誇らしく感じている。あらゆることを吸収してきたい」と目を輝かせていた遅咲きの26歳は、今後の代表定着はもちろん、ロシア・ワールドカップのメンバー入りも狙っている。

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