Summary

  • マルティンがエスパニョールからマインツへ
  • 左SBを務める強力な助っ人
  • 将来的に目指すのはスペイン代表入り

マインツに強力な助っ人が加わった。エスパニョール(スペイン)から1年間の期限付きで加入したアーロン・マルティンは、ルーベン・シュレーダーSDが獲得を強く望んだ選手の一人。ドイツ初挑戦となる本人も、開幕が待ち切れない様子だ。

左SBを務めるマルティンについて、シュレーダーSDは「守備力があり、オーバーラップした時には高いテクニックを見せ、クリエイティブなプレーをしてくれる。きっとシーズンスタートから我々を大いに助けてくれるだろう」と太鼓判を押している。攻撃面での貢献は、昨季同ポジションを担っていたダニエル・ブロジンスキ、アブドゥ・ディアロを上回るかもしれない。

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「プレーのアイディアはスペインと似ている。しかしトレーニング強度ははるかに高い」

19歳の時にエスパニョールでプロデビューを果たしたマルティンは、昨季も同クラブのレギュラーとして1年間を戦っており、これまで公式戦66試合に出場している。しかし、今回の移籍は、自身が強く望んでのこと。「私は現状維持が嫌いで、キャリアの次のステップを踏むために、外国で経験を積みたいと考えていました」と、野心を隠そうとしない。

もちろん、これまで全年代のアンダー世代スペイン代表に名を連ねてきた同選手の獲得を目指したのは、なにもマインツだけではない。特にイングランドからの注目度が高かったのは、周知の事実だ。では、マルティンが最終的にブンデスリーガ行きを決断した理由とは、果たして何なのだろうか?

「ブンデスリーガはビッグリーグの1つですし、ここ(スペイン)のように、ちゃんとサッカーが行われています。それが気に入りました。プレーのアイディアはスペインと似ています。しかしトレーニング強度ははるかに高いですね」

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マインツからスペイン代表へ

セルタ(スペイン)とのテストマッチに60分間出場したマルティンについて、サンドロ・シュワルツ監督も「ボールを持ってない時の走るコースも素晴らしいし、狭いスペースで相手のプレッシャーを受けても、パスをつなぐことができます」と収穫を語り、「非常に高いクオリティーを持っています。いつも笑うことを忘れないなど、その人間性も素晴らしいですね」と最後まで手放しで称賛した。

レアル・マドリード(スペイン)のマルセロを自身の模範とするマルティンが目指すもの、それは母国のA代表で試合に出ることだ。「成長段階のこの時期に厳しいトレーニングを積むことが、将来を築き上げていく」と、謙虚さを崩さない同選手は、今季マインツ浮沈の鍵を握る人物となりうる。

「ポジティブな1年にしてみせる」――マインツからスペイン代表を目指す男の、新たな旅が間もなく始まろうとしている。