Summary

  • DFB杯3回戦初日、マインツ対シュトゥットガルト
  • シュトゥットガルトが先制も、マインツが後半だけで3ゴールを奪い逆転勝利
  • 武藤と浅野は途中出場

ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)3回戦初日が12月19日に行われ、武藤嘉紀が所属するマインツは浅野拓磨のシュトゥットガルトと本拠地で対戦し、3ー1で勝利した。武藤と浅野は途中出場している。

マインツ 3ー1 シュトゥットガルト

ブンデスリーガではともに勝ち点17で残留争いに巻き込まれつつあるクラブ同士の対戦。しかしこの試合では開始からホームのマインツが、再三にわたって決定機を作り出す。まずは6分、味方の縦パスを引きだしたマクシムがペナルティーエリア左に進入し、フリーの状態でゴールを狙うも、ツィーラーにブロックされてしまう。

続く13分、ゴール正面でボールを受けたマクシムがフェイントでアスカシバルをかわし、強烈なシュートを放ったが、これもシュトゥットガルト守護神にパンチングでクリアされた。

さらにその3分後には、ホルトマンが敵陣でスピードに乗りドリブルを開始。シュトゥットガルトDF2人をかわし、ペナルティーエリアに入ったところで左足を振り抜いたものの、枠内には飛ばず右へ大きく外れている。

© gettyimages / Alexander Scheuber

シュトゥットガルトも29分、右に開くアコロが中央へパスを送り、ゴール前でGKと1対1になったエツチャンがシュートを打つが、これはツェントナーがブロック。

その1分後、マインツが再び決定機を迎える。ドリブルで前進するマクシムがDFのタイミングを外し、正面から狙いすましてゴール左下を狙うも、惜しくも枠の左に流れた。

31分にも、敵のミスに乗じたマインツにまたしてもチャンス。ビルドアップの段階でパスミスを拾ったクアイソンが自ら持ち運び、ペナルティーエリア右でシュートを放つ。ボールは飛び出してきたGKの横をすり抜け、ゴール方向に転がっていったが、カバーに入ったバウムガートルにラインの手前でクリアされた。

すると41分、ここまで劣勢を強いられていたシュトゥットガルトが一瞬の隙を突き、数少ない得点機を見事ものにする。バイタルエリア右でドリブルするゲントナーが、ペナルティーエリア右へ縦パスを送ると、そこへ走り込んだアコロがヒールキックでワンツー。最後はゴール前に顔を出してきたゲントナーが右足でネット左に突き刺し、先制点を奪った。

© gettyimages / Alexander Scheuber

後半開始からほどなくして、1点のビハインドを背負うマインツに悲劇が訪れた。53分、シュトゥットガルト右CKのこぼれ球に反応したバウムガートルがシュートを放つと、ブロックを試みたクアイソンの腕にボールが当たり、主審はPKを宣告。そして54分、シュトゥットガルトのアオゴが追加点を目指してボールを蹴ったが、マインツ守護神ツェントナーがコースを完璧に読み切り、失点を許さなかった。

するとこの大ピンチを脱したマインツは62分、ブロジンスキの蹴った左CKをベルクグリーンがゴール右に流しこんで1点を返すと、続く71分には、やや距離のあるところからマクシムがFKをゴール前に送り、同点弾を決めたベルクグリーンがポストプレー。その落としたボールをディアロがニアサイドのネットへ蹴り込み、たった9分間で逆転に成功する。

© imago / Sportfoto Rudel

さらにロスタイム3分、シュトゥットガルトが前がかりになっていたところ、守備陣のクリアボールを武藤が落とし、これを受けたデブラシスが縦に運ぶ。そして最後はセルダルが、ツィーラーと1対1の場面を冷静に沈め、試合を決定づけるダメ押し弾を奪った。

マインツはベルクグリーンが1ゴール1アシスト、武藤がダメ押し弾の起点、そしてセルダルが1ゴールを決めるなど、シュワルツ監督の交代策がピタリ的中。シュトゥットガルトを倒し、準々決勝に駒を進めている。

【得点】

マインツ:ベルクグリーン(62分)、ディアロ(71分)、セルダル(90+3分)
シュトゥットガルト:ゲントナー(41分)

【ラインナップ】

マインツ(5ー3ー2)
ツェントナー;ブロジンスキ、ディアロ、フライ、ハック、ホルトマン;バクー(57分 ベルクグリーン)、ラッツァ、マクシム(80分 セルダル);クアイソン(57分 武藤)、デブラシス

シュトゥットガルト(3ー4ー2ー1)
ツィーラー;バウムガートル、カミンスキ、アオゴ(74分 グルギッチ);ベック、アスカシバル(81分 ブライヤー)、ゲントナー、インスア;ブレカロ、アコロ;エツチャン(73分 浅野)