Summary

・ボルシアMGのエバールSD、独占インタビュー

・次節バイエルン戦、後半戦好調の理由について語る

ウィンターブレイクへ突入する直前、アンドレ・シューベルト監督を解任し、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)はディーター・ヘッキング監督の下、新たなスタートを切った。この指揮官交代が功を奏し、今季後半戦に限ると同クラブの順位はバイエルン・ミュンヘンに次いで2位となっている。そんな中、当サイト独語版は、ボルシアMGのスポーツディレクター、マックス・エバール氏との独占インタビューを敢行。後半戦好調の理由、今週末に行われるバイエルンとの一戦などについて語ってもらった。


――数週間前までボルシアMGは残留争いに巻き込まれていましたが、今や後半戦2位のチームとして、今週末には首位のバイエルンをホームに迎えます。あなた自身も、「サッカーではすべてのことが可能だ」ということに驚かされたりしますか?

エバールSD ここで仕事を始めた頃に比べると、そのような驚きは少なくなりましたね。ブンデスリーガは各チームの力が非常に拮抗したリーグなのです。どのチームにとっても「確実にポイントが取れる試合」というものはありません。だから特別何かに驚いたりすることはないんです。これまでも、そしてヘッキング監督を迎え入れてからも、上位に浮上することは可能だという自信は常にありました。

――ヘッキング監督就任から、これほどまで短期間で調子を取り戻せると思っていたのでしょうか?

エバールSD ウィンターブレイク後、ブンデスリーガで良いスタートを切れるだろうという希望は持っていましたよ。そしてリーグ再開後の初戦で我々は良い試合をしました。そしてドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)でも勝利を重ねることができたおかげで、我々に自信が戻ってきたのです。

© gettyimages / Alex Grimm

――DFB杯でハンブルガーSVに勝ち、ベスト4進出を決めましたが、その一方で過密日程が待ち受けています。

エバールSD ヘッキング監督とコーチ陣は、その中でもしっかりとチームを導いてくれました。ただし、「試合に負けることもある」ということを我々も分かっています。特に今季前半戦は調子が悪く、監督が変わったからといって急激にチームが上り調子になることなどないのですから。まだ残りの試合で何回か負けることも、十分考慮に入れています。

――早速日曜には、強敵バイエルン戦ですね。

エバールSD 彼らは何シーズンにもわたって、ブンデスリーガの“首席”であり続けています。ですが、我々もベストを尽くすつもりです。

――バイエルンは今季、やや力が落ちていると噂されてますが、直近7試合では28ゴールという破壊力抜群の攻撃を持っています。

エバールSD 専門家の方々は数週間前、バイエルンについてそのような見解を語っていましたが、彼らはほとんどのゲームに勝っていますよね。彼らの試合を見ると、自信に溢れています。ですから、彼らがそれだけの得点を取っていることに、驚きはありません。

――バイエルン戦は、果たしてどのようなものになるでしょうか?

エバールSD バイエルンは、ドイツだけでなくヨーロッパでもベストに数えられるチームの1つです。カルロ・アンチェロッティ監督は、シーズン終盤に差し掛かりつつあるこの段階で、チーム状態を最高のものにしてきました。つまり、次のバイエルン戦は我々にとって大きな挑戦なのです。例えば今季前半戦、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループリーグで対戦したバルセロナ(スペイン)戦や、マンチェスター・C(イングランド)戦と同じですね。しかし、我々は本拠地ボルシア・パークで過去数シーズン、バイエルン相手に素晴らしい戦いをしてきました。日曜もそうなることを願っています。

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――2015年12月、バイエルンに3ー1で勝利したことが思い出されます。

エバールSD あの試合の我々は非常に良い試合ができました。バイエルンとの試合で勝利するためには、多くの運も引き寄せなければなりません。さらに、彼らに「ボルシア・パークでの試合はうまくいかない」ということを認識させる必要があります。そうすればバイエルンに勝つ可能性は上がるでしょう。そしてそれは過去数年、我々が彼ら相手に示してきたのです。

――DFB杯では準決勝に残っており、ブンデスリーガの順位を考えても、欧州カップ戦出場権獲得の可能性はまだあります。

エバールSD まだそのことについて考えるのは早いですね。確かに我々はここ数週間で一気に上位へ近付きました。しかしそれは、一瞬で逆の方向に転がり落ちてしまうということでもあるのです。まさに今季前半戦の我々が、それでした。我々が良いシーズンを過ごしたか、悪いシーズンを過ごしたか、その評価はシーズンが終わってからでないとできないのです。