Summary

  • 今季はクラブ史上初のCLに参戦
  • ナーゲルスマン監督の下でチームは着実に成長
  • 主力退団でも崩れないチーム作り

ホッフェンハイムは昨季最終戦でドルトムントを下して3位フィニッシュを達成。新シーズンはクラブ史上初となる欧州チャンピオンズリーグ(CL)の舞台に挑む。ユリアン・ナーゲルスマン監督の下で上位争いの常連となった同クラブのファンが2018/19シーズンを心待ちにする理由とは?

1)ジンスハイムにスーパースターがやってくる!

昨季はシーズン終盤に驚異の巻き返しを見せてクラブ史上初のCL出場権を獲得。本拠地ラインネッカー・アレーナがあるジンスハイムに世界各国のスーパースターが上陸することになりそうだ。CLプレーオフを戦った昨季はのちに準優勝を果たすことになるリバプール(イングランド)を迎えたが、レアル・マドリードやバルセロナ(ともにスペイン)が次のゲストとしてやって来ることも夢ではなくなった。CLは初参戦とはいえ、早々に敗退することなど全く考えてない。EL初出場を果たした昨季の経験が大きなプラスになるはずだ。

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2)ナーゲルスマン・メソッド

ナーゲルスマン監督は6月末に31歳になったばかりだが、指揮官としての能力はベテラン監督にも引けを取らない。それはホッフェンハイムを率いてからの2年半でチームが着実に成長していることが証明している。プレーの細部にまでこだわるナーゲルスマン監督は、自身が求めるプレーを選手たちが確実に理解することを重視。昨季中盤にスランプに陥った時も、戦い方を大幅に変えるのではなく微調整することで見事にチームを立て直した。ケレム・デミルバイは「監督は常に上を目指し、勝利を求めている。それが選手を成長させてくれる」と話す。フルシーズンを戦った過去2年の成績は4位と3位。新シーズンはさらなるステップアップに期待だ。

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3)難局を乗り越えるブレないチーム作り

ホッフェンハイムにスーパースターはいないが、特定の選手に依存することなく作られたチームは様々な状況に柔軟に対応することが可能だ。今オフはマーク・ウトがシャルケへ移籍、セルジュ・ニャブリも期限付き移籍を終えてバイエルン・ミュンヘンに帰還したが、チームはその穴を間違いなくカバーしてくるはずだ。CLに出るからといって安易にビッグネームに手を出さず、チームのために全力を尽くすレオナルド・ビッテンクールト(ケルンから加入)のような選手を補強しているのも、チーム作りにブレないコンセプトがあるからこそ。アレクサンダー・ローゼンSDは移籍市場で静観を貫いている理由を「核となる選手がすでに14、15人いて、4位、3位になることができた」と話す。進むべき方向を定めて作り上げられたチームは簡単には崩れない。

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