Summary

  • シャルケのベンタレブが2年目への意気込みを語る
  • 昨季はブンデスリーガ初挑戦で32試合5得点を記録
  • 現在チームはプレシーズンツアーで中国に遠征中

シャルケのナビル・ベンタレブはブンデスリーガ初挑戦となった昨季を「個人的にはうまくいったシーズン」と振り返る。現在、チームは中国でプレシーズンツアーを行っているが、加入2シーズン目を迎えてさらなる成長が期待されるベンタレブがインタビューで新シーズンの豊富を語った。

昨夏に期限付き移籍でトッテナム(イングランド)から加入したベンタレブは、エネルギッシュなプレーと見事なゴールですぐにレギュラーの座を獲得。ブンデスリーガ32試合に出場して5ゴールという結果を残した。しかし、チームはリーグ10位と振るわず、欧州カップ戦の出場権を喪失。ベンタレブはドメニコ・テデスコ新監督の下で、安定したパフォーマンスをすることが目標だと語っている。

「ゆっくりだけど確実に監督が望む方向へ進んでいる」

――夏の休暇はどうでしたか?

ベンタレブ とてもリラックスして過ごした。家族や友人と一緒に過ごせて楽しかったよ。ドイツにいる時よりも太陽の光を浴びている時間が長かった。かなり良かったね。アルジェリアと南フランスに行ったけど、ほとんどの時間はフランス北部にあるホームタウンに残っていた。

――チームメートの中で誰に会えなくて寂しかったですか?

ベンタレブ 特に誰ってことはないけど、ほとんど皆かな。グループでいることや一緒になって冗談を言い合うことがなかったからね。でも、家族とはあまり会えないから家族と一緒にいられて楽しかった。

――シャルケは特別なグループですか?

ベンタレブ いろいろな人たちが混じったグループだね。年上の選手もいるし、若い選手もいる。仲がいいよ。かなりいい感じの雰囲気だと思う。

――上海の印象を聞かせてください。

ベンタレブ 湿度が高くてものすごく暑い。でも、町に出ていろいろな所を訪問したことはエキサイティングだったよ。感じのいい人たちばかりで、空港でもホテルでも僕らを歓迎してくれた。

――到着した時、上海の人たちが見せた反応に驚きましたか?

ベンタレブ 少しね。これほどサッカーが人気だとは知らなかったんだ。サポーターの人たちは僕ら全員の名前を知っていたし、ポジションも分かっていた。選手の昔の話まで知っているほどだった。ここではみんながサッカーに夢中だ。

――プレシーズンの一番の目的な何ですか?

ベンタレブ シーズン前にはいい準備が必要だ。そして前向きでいなければならない。開幕当初が重要だと分かっている。ここで試合をして試合内容を向上させたいね。このツアーでは2試合あるから、シーズンの開幕に向けていいテストになる。

――新しい監督はいかがですか。何か変化はありましたか?

ベンタレブ 当然そうだね。監督には監督のメンタリティーがあるし、考え方がある。今は僕らを感化しようとしているところだ。監督は自身が望むようなプレーを僕らができるよう指導している。時間がかかることだとは思うけど、試合をするたびに、トレーニングをするたびに、ゆっくりだけど確実に監督が望む方向へ進んでいる。

――プロセスで言うと、現在はどこに位置していますか?

ベンタレブ フィジカルはかなりフィットしているので、戦術的なことやプレーのやり方について練習をしている。1試合1試合に集中して、そういうことに取り組んでいるところだよ。練習でも、練習ごとにプレーの質を高めていきたいと考えている。8月19日の開幕戦でライプツィヒと対戦するまでに、もう何試合がやる予定だ。

トレーニング中にテデスコ監督から助言を受けるベンタレブ © imago / Revierfoto

「強いチームがいるが、僕らはその強いチームの中に入りたい」

――新シーズンの個人的な目標は?

ベンタレブ これまでどおりのパフォーマンスを続けて、自分のレベルを向上させたい。いつも自分を厳しく追い込んでいく。もっとサッカーがうまくなりたいし、強みをさらに伸ばしたい。でも、何より重要なのは自分の弱点を克服することだ。

――あなたの強みは何ですか? シャルケに何をもたらすことができますか?

ベンタレブ 強いファイティングスピリットだね。攻撃でも守備でも強さを発揮できる。僕らのチームにはクリスティアーノ・ロナウドもリオネル・メッシもいない。だから、シャルケのユニフォームを来てピッチに立ったら、常に全力でやる必要があるんだ。僕は200%を出し切っている。いい時もあれば悪い時もあるけど、できるだけ安定したプレーができるようにしたい。そうすれば、いい選手になれる。

――シャルケでの1シーズン目についてはどう考えていますか?

ベンタレブ 個人的にはかなり良かったと思う。試合にもたくさん出られた。トッテナムではケガでシーズンのほとんどを棒に振ったから、ケガをしなかったことは良かった。全試合の90%ぐらいに出場できたし、公式戦で7ゴールを決めた。いいスタッツだと思う。でも、チームとして思ったようなパフォーマンスができず、欧州カップ戦の出場権を逃してしまったことには失望した。

――あなたはすでにチームリーダーの一人と言えると思います。その役割についてはどう思いますか?

ベンタレブ ピッチを離れると僕はあまり話さないし、ロッカールームで話すタイプじゃない。ひどい試合をしてしまった時とか、話す必要があれば話すだろうけどね。でも、ピッチでは違う。常に動いているし、話している。そういうスタイルなんだ。話をして指示をする。試合では自分が重要だと感じる必要があるんだ。計算してやっているわけじゃない。僕はそういう人間なんだ。チームメートは僕の最初のゲームを覚えていると思う。僕は移籍してきたばかりで2日しか一緒に練習していなかったし、個人的にはほとんどの選手のことを知らなかった。でも、ピッチに入ったら、まるで5年ぐらい一緒にやっていたようだった。僕はそういうプレーをする。ピッチは全く違う世界なんだ。

――昨季は10位で終わりました。トップ5に戻るには何が必要ですか?

ベンタレブ 安定したプレーだと思う。昨季はそれがなくて失敗した。最初の5試合で5敗という最悪のスタートだった。それから、勝ったり負けたりを繰り返して13試合負け知らずの時期もあった。どういうレベルの試合が最適なのかを見つけなければならない。時にはひどいプレーをすることもあるけど、ひどすぎるプレーをしないようにしなくちゃ。僕らは質の高いプレーヤーで、安定したプレーができるはずだ。重要なのは安定したプレーを強く望み、そのために働くことだ。

――ブレール・エンボロの復帰はチームにとってどれくらい重要ですか?

ベンタレブ 彼の存在はとても重要だ。素晴らしい選手だし、素晴らしい人物でもある。彼とチームにとって残念だったのは、開幕直後のアウクスブルク戦で負傷したことだ。シーズン中は「彼がいてくれれば」と思っていた。でも、一歩ずつ復帰に近づいている。プレシーズンではまだプレーしていないけど、彼はじっくりやっている。新シーズンはいいパフォーマンスを見せてくれることを願っている。

――新シーズンのシャルケはどの程度やれると思いますか?

ベンタレブ 誰にも分からないよ。とにかく全員が200%の力を出す。僕らはみんな、目標がどこにあるかを理解しているからね。厳しいシーズンになるのは分かっている。強いチームがいるが、僕らはその強いチームの中に入りたい。

――ブンデスリーガで優勝するのはどのクラブだと思いますか?

ベンタレブ サッカーだから、何も予言はできないよ。強いチームに食らいついていきたい。リーグ優勝できるとは言わないけど、3位か4位には入りたいね。欧州カップ戦に復帰することが僕らの目標だ。才能ある選手が多いし、心配することは何もない。これまでのようにやり続けていけば、何か素晴らしいことを達成できるんじゃないかな。

1年目からレギュラーとして活躍。2年目の今季はさらなる飛躍が期待される © gettyimages / Lukas Schulze/Bundesliga/DFL