Summary

  • ドルトムントのプリシッチがリーグ優勝の可能性を語る
  • 昨季は公式戦43試合に出場して5得点13アシストをマーク
  • 成功を収めるための才能と謙虚な姿勢を持ち合わせる

現在18歳のクリスティアン・プリシッチは所属クラブのドルトムントとアメリカ代表で数々の最年少記録を塗り替えてきた。昨季はドイツサッカー連盟カップを制して自身初の主要タイトルを獲得。2017/18シーズンの開幕まで1カ月を切った今、プリシッチの気持ちはバイエルン・ミュンヘンから王座を奪うことに向いている。

プリシッチは合宿地のバート・ラガツでインタビューに応じ、「リーグ優勝できる大きなチャンスがあると思う」とコメントした。大胆不敵な言葉ではあるが、ドルトムントのプレシーズンの状況を見れば間違っていないことが分かる。第一にクラブは、エースのピエールエメリック・オバメヤンへの獲得オファーに応じないことを明言。アジアツアーではバイエルンに4ー0の完勝を収めたACミラン(イタリア)を相手にプリシッチの3アシストで3ー1の快勝を収めている。

© gettyimages / Lintao Zhang

プリシッチは昨季の好調ぶりを維持している。本人は「いい成長ができた」と謙虚なコメントを残しているが、実質的にプロ1年目だったシーズンで公式戦43試合に出場して5得点13アシストという見事な活躍ぶりだった。「昨季できたことを土台にしてさらに成長したい。僕はサポーターやメディアからのプレッシャーは感じない。プレッシャーを与えるのは自分だけ。そういうものは、できるだけ抑え込むようにしている」

プリシッチはアメリカで最も才能ある選手と言われているが、これからのキャリアを注意深く歩んでいく必要がある。サッカー界のアイコンの登場を待っている国で、国民の期待を背負うことが重荷になることもある。素晴らしいキャリアを歩むと思われていた若者が平凡な選手のまま終わってしまうケースも多い。

もっとも、プリシッチは消えゆくスター選手とはならないはずだ。高いレベルで成功するだけの能力があり、そのための正しい姿勢も持ち合わせている。プリシッチはこれからも成長の過程で数々のタイトルを手にしていくだろう。その一つがバイエルンからのリーグ王座奪還だとしても不思議ではない。