Summary

  • ブンデスリーガ第11節、ハンブルク対シュトゥットガル
  • 酒井、伊藤、浅野の日本人3選手が先発出場
  • ハンブルクが第2節以来の勝利で降格圏を脱出

ブンデスリーガ第11節が11月4日に行われ、酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVは本拠地で浅野拓磨が所属するシュトゥットガルトに3ー1で勝利し、9試合ぶりの白星を手にした。日本人3選手は先発し、酒井と浅野はフル出場、伊藤は68分までプレーした。

ハンブルク 3ー1 シュトゥットガルト

立ち上がり、ハンブルクはボランチの酒井から左サイドへ展開するパスでいきなりチャンスを迎え、本拠地での勝ち点3獲得に勢いをつけた。

しかし、3分に絶好機を得たのはシュトゥットガルトだった 。中央で縦パスを引き出したギンツェックがDFパパドプロスを振り切り、GKマテニアと1対1に。放たれたシュートはマテニアが体に当て、ハンブルクはピンチを逃れた。

13分、シュトゥットガルトのMFブルニッチが前線でボールを追ってスライディングをした際、相手の足に引っ掛かってファールになる。序盤にも警告を受けていたブルニッチは2枚目のイエローカードで退場となった。

数的優位となったハンブルクはボールを保持して多彩な攻撃を仕掛ける。19分、ドリブルで仕掛けた伊藤が倒され、ゴールまで約20mの位置でFKを獲得。ハントが蹴ったFKはGKツィーラーの手前でバウンドして守護神の手からこぼれると、ゴール内に転がってハンブルクに先制点が生まれた。 

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1点をリードしたハンブルクは試合をますます優勢に進めるが、引いて守る相手に対してなかなかゴールを割ることができない。42分には酒井が中盤でうまく振り向くと、そのまま約50mの距離を持ち込んでシュートを放ったが、惜しくも枠を捉えることはできなかった。前半はこのままハンブルクの1点リードで終了となった。

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後半開始直後は1人少ないシュトゥットガルトが押し込んだ。46分には浅野がドリブルから切り返し、左足でシュートを狙ったが、ゴール枠を捉えることはできない。

53分、シュトゥットガルトはアオゴの左からのクロスによりCKを獲得するが、この際にディークマイヤーのハンドがあったとし、ビデオ判定の結果、シュトゥットガルトにPKが与えられる。これをエースのギンツェックが冷静に沈め、試合は振り出しに戻った。

ハンブルクにとっては嫌な空気が漂い始めた65分、伊藤が起点となって勝ち越しに成功する。伊藤は右サイドからドリブルで中へ切れ込むと、相手を引き付けて絶妙のタイミングで縦パスを送る。ボールは一旦、右サイドへと展開され、ここからのクロスをコスティッチが頭で決めた。このプレー後、伊藤はスタンディングオベーションの中、ピッチを退いた。

攻撃の手を緩めなかったハンブルクは69分、17才のFWアープがペナルティーエリア内でうまく前を向くと、相手に囲まれながらも右足を振り抜き、前節のクラブ史上最年少ゴールに続く連続ゴールを決めてシュトゥットガルトを突き離す。

最後まで主導権を握り続けたハンブルクが9試合ぶりの勝ち点3をもぎ取り、スタジアムは歓喜の渦に包まれた。

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【得点】
ハンブルク:ハント(20分)、コスティッチ(65分)、アープ(69分)
シュトゥットガルト:ギンツェック(55分)

【ラインナップ】
ハンブルク(4ー2ー3ー1
マテニア;ディークマイヤー、パパドプロス、マブライ、ドウグラス・;エクダル(90分ヤニチッチ)、酒井;伊藤(68分ワルトシュミット)、ハント(82分ハーン)、コスティッチ;アープ

シュトゥットガルト(4ー2ー3ー1
ツィーラー;ベック、バウムガートル、パバール、インスア; アオゴ、ブルニッチ; 浅野、アコロ(82分アイルトン)、エツチャン(66分マンガラ);ギンツェック(75分テロッデ)