Summary

  • ケルンのビセクが史上2番目に若い16歳と362日でブンデスリーガデビュー
  • 最年少出場記録はドルトムントのシャヒンが樹立した16歳335日
  • 若くしてブンデスリーガデビューを飾った新旧の早熟タレントをおさらい

第13節のケルンヘルタ・ベルリンでケルンのヤン・ビセクがブンデスリーガ史上2番目に若い16歳と362日でデビューを飾った。ブンデスリーガの年少出場者トップ10を紹介する。

1位:ヌリ・シャヒン(ドルトムント)16歳335日

2005/06シーズンの開幕戦、シャヒンは17歳の誕生日前にブンデスリーガデビューを飾った史上初の選手となった。2010/11シーズンにはチームに9年ぶりのリーグタイトルをもたらし、翌シーズンにレアル・マドリードへ移籍。国外ではケガに悩まされて出場機会に恵まれなかったが、リバプールを経た翌2012/13シーズン後半にドルトムント復帰を果たした。その後はそけい部と膝の負傷に苦しみながらも、ここまで260試合以上に出場。なお、シャヒンはブンデスリーガの最年少ゴール記録も保持している。

2位:ヤン・ビセク(ケルン)16歳362日

ビセクは今季、ケルンのUー19チームでレギュラーとして活躍していたが、トップチームのDFにケガ人が相次いだこともあって第13節のヘルタ戦でブンデスリーガデビュー。チームは敗れたものの、3バックの一角として十分なプレーを見せた。ビセクが誕生した2000年11月29日、チームメートのクラウディオ・ピサロ(39歳)はすでにブレーメンでプレーしていた。

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3位:ユルゲン・フリーデル(アイントラハト・フランクフルト)17歳26日

1976年3月にフリーデルがGKのブンデスリーガ最年少出場を果たして以来、この記録はいまだに破られていない。フランクフルトのトップチームでは正GKの座を獲得できず、出場は4年間でわずか3試合にとどまったが、引退まで下部リーグのSSVハイルスベルクやバート・フィルベルで活躍。チームメートやサポーターからは親しみを込めて“ファジー”と呼ばれていた。

4位:イブラヒム・タンコ(ドルトムント)17歳61日

ガーナ生まれのタンコはドルトムントがリーグ優勝を成し遂げた1994/95シーズンにデビューを果たし、14試合に出場。ケガと不運が重なり、在籍5シーズンで38試合の出場にとどまったが、その後はフライブルクで122試合に出場して8得点を挙げている。2005年の引退後は指導者に転身し、フライブルクのセカンドチーム(2007/08)やケルン(2011/12)でアシスタントコーチを務めた。

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5位:マーク・ステンデラ(アイントラハト・フランクフルト)17歳117日

フランクフルトのユースアカデミーで育ち、2013年4月のバイエルン・ミュンヘン戦でブンデスリーガデビュー。その後、ひざの十字じん帯を二度も損傷して選手生命を脅かされたが、今季はニコ・コバチ監督の下で完全復活を遂げている。ステンデラは最近のインタビューで「ケガをした後は高いレベルでプレーができるとは思えなかった。チームに戻るために厳しい練習を続けなければならなかった。だから、ピッチに立つと常に最高の気持ちになれる」と語っている。

5位:ユリアン・ドラクスラー(シャルケ)17歳117日

シャルケのユースアカデミーが生んだ最高傑作は、2011年1月にフェリックス・マガト監督の下でブンデスリーガデビュー。1年目にクラブ最年少得点を記録し、デュイスブルクとのドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)決勝では1得点1アシストの活躍で優勝に貢献した。その後はドイツ代表として2014年のワールドカップ優勝を経験。ウォルフスブルクを経て、現在はフランスのパリ・サンジェルマンでプレーしている。

7位:クリスティアン・べアンス(バルトホーフ・マンハイム)17歳122日

レーバークーゼンとドルトムントで一時代を築いたべアンスは、1989年9月にマンハイムでブンデスリーガデビューを飾った。クラブはそのシーズンに2部降格を余儀なくされるが、ベアンスは1991年にレーバークーゼンに移籍。250試合に出場し、1992/93シーズンのDFB杯優勝にも貢献した。パリ・サンジェルマンを経由して1999年にドルトムントに加入、2001年には5年ぶりのリーグ優勝に貢献している。

8位:カイ・ハフェルツ(レーバークーゼン)17歳126日

ハフェルツは2016年10月にレーバークーゼン史上最年少でブンデスリーガデビュー。学生として優秀な成績を収める一方、ブンデスリーガでもすでに30試合以上に出場して4得点9アシストを記録している。3ー3の引き分けに終わった昨季のウォルフスブルク戦では、クラブ最年少ゴールも記録。本人は当時のインタビューで「ここまで順調にいくとは夢にも思っていなかった」と語っている。

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9位:クリスティアン・ビュック(ニュルンベルク)17歳133日

ビュックは1990/91シーズンの第11節(ケルン戦)にブンデスリーガデビューを果たした。チームが残留争いに巻き込まれていたため、そのシーズンの出場は1試合に終わったが、翌シーズンは33試合に出場して8得点4アシストを記録している。1993/94シーズンにはクラブの降格を受けてカールスルーエに移籍。その後、ウォルフスブルクとビーレフェルトでもプレーしたが、ケガのため28歳の若さで引退を余儀なくされた。

10位:クリスティアン・プリシッチ(ドルトムント)17歳134日

プリシッチは2016年1月のインゴルシュタット戦でブンデスリーガデビューを果たして以来、スター街道をばく進している。まだ19歳にもかかわらず、すでにドルトムントで公式戦70試合以上に出場し、10得点13アシストを記録している。20017年5月にはフランクフルトとのDFB杯決勝でピエールエメリック・オバメヤンの決勝ゴールをアシスト。ヨーロッパの主要リーグでタイトルを手にした最も若いアメリカ人選手となった。

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