1点ビハインドの90分にアラバが直接FKを決めて同点。しかし劇的なドラマはこれだけで終わらなかった - © imago / ActionPictures
1点ビハインドの90分にアラバが直接FKを決めて同点。しかし劇的なドラマはこれだけで終わらなかった - © imago / ActionPictures
ブンデスリーガ

リーグ史を彩る「5ー4」の名勝負

ブンデスリーガ第33節、2位ライプツィヒと王者バイエルン・ミュンヘンがレッドブル・アレーナで激突し、「これぞリーグ頂上決戦」という戦いを世界に示した。ライプツィヒが84分までに4ー2とリードを奪った時点で勝敗は決したかに思われたが、そこからがバイエルンが王者の底力を発揮する。試合終了までの残り10分間で3ゴールを奪って奇跡的な逆転劇が完成。今シーズン最多、両チーム合わせて9ゴールが生まれた乱打戦はバイエルンの勝利で幕を閉じた。 他国リーグなら一生に一度見られるかどうかのド派手な打ち合い……。しかし、ブンデスリーガでは1963年のリーグ創設以来、実に53試合で9ゴール以上が生まれている。そのうちの14試合にバイエルンが絡んでいるのは余談だが、その53試合のうち特に劇的だった6試合を紹介する。

2014/15シーズン 第21節
レーバークーゼン 4ー5 ウォルフスブルク

ハットトリックを達成しても勝ち点3を獲得できないこともある。ソン・フンミンにとっては、悔しさが残る一戦となった。試合は前半だけでバス・ドストの2得点を含む3ゴールを奪ったアウェーのウォルフルブルクがリードを奪うが、後半に入ってレーバークーゼンが逆襲に転じ、ソン・フンミンの2ゴールで2ー3と追い上げる。その後、ドストとソン・フンミンがそれぞれ追加点を挙げてともにハットトリックを達成。さらにレーバークーゼンはカリム・ベララビの得点でついに4ー4の同点に追いつく。

ところが、レーバークーゼンのエミル・スパヒッチがこの日2枚目のイエローカードを受けて退場。数的優位となったウォルフスブルクは93分、ビエイリーニャのクロスにドストが合わせて乱打戦に決着をつけた。なお、このシーズンのウォルフスブルクはブンデスリーガで2位に食い込むとともに、ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)で優勝を飾っている。

- © gettyimages / Ronny Hartmann

1997/98シーズン 第13節
デュイスブルク 4ー5 メンヘングラートバッハ

昇格組のカイザースラウテルンが優勝を飾ったシーズンとして記憶されている1997/98シーズン、同じ地域に本拠地を置くデュイスブルクとメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)のダービーは、開始9分で1ー1と点の取り合いの様相を呈していた。前半を2ー2で折り返すと、後半に入ってアンジェイ・ユスコビアクとシュテファン・エッフェンベルクのゴールでボルシアMGが2点をリード。その後、デュイスブルクも1点を返して3ー4となった。

残り6分でデュイスブルクにPKが与えられるが、ボルシアMGのGKウベ・カンプスがミヒャエル・ツァイヤーのPKをストップして得点を許さない。ところがこのまま終了かと思われた88分に、バシル・サルーがシーズン2点目を挙げて4ー4の同点。それでもまだドラマは終わらなかった。

ボルシアMGはアディショナルタイムにユスコビアクが決めて再び勝ち越しに成功。このシーズン、ボルシアMGは厳しい1年を送ったが、ダービーでの勝利もあって辛うじて降格を免れた。

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