Summary

  • 2017年のFIFA年間最優秀選手候補、レバンドフスキ
  • バイエルンで長年にわたってトップレベルを維持
  • ブンデスリーガの通算成績は227試合151ゴール

2017年のFIFA年間最優秀選手賞レースにおいて、クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード/スペイン)、リオネル・メッシ(バルセロナ/スペイン)の牙城を崩せる選手がいるとすれば、それは8月21日に29歳の誕生日を迎えたばかりのロベルト・レバンドフスキだろう。バイエルン・ミュンヘンで突出した存在となったポーランド代表のキャプテンは、ここ数シーズンにわたって単なる点取り屋ではないことを証明してきた。

レバンドフスキの実力は数字を見れば一目瞭然だ。ブンデスリーガ1年目の2010/11シーズンこそ「8」ゴールにとどまったが、翌シーズン以降のゴール数は「22」「24」「20」「17」「30」「30」。今季もレーバークーゼンとの開幕戦でチーム3点目となるPKを決めている。

レバンドフスキのゴールは時にシンプルで、時にスペクタクル。左右どちらの足でも正確なシュートを放ち、個人技でも味方とのコンビネーションでもゴールを奪うことができる。ブンデスリーガではこれまでハットトリック5回、ドッペルパック35回を記録。2015/16シーズンのウォルフスブルク戦では途中出場で5得点という離れ業もやってのけた。PKキッカーとしても優秀で、15回のうち外したのは1度だけ。そうやってリーグ戦227試合で「151」ものゴールを積み上げてきた。

© gettyimages / Lennart Preiss

レバンドフスキは決して「俺が、俺が」タイプの選手ではない。それはブンデスリーガ通算54アシストという数字が証明している。MFのトッププレーヤー並みの正確なパスも、彼がゴールを生み出すための重要なレパートリーの一つだ。

これまでに残してきた素晴らしい数字は、レバンドフスキが自身の仕事に対して誠実に向き合ってきた結果だ。ドルトムント時代のチームメートであるヌリ・シャヒンは、レバンドフスキに“The Body”というあだ名をつけたことがある。彼の肉体がまるでフィットネスモデルのようだからだ。ドイツに来てからの7シーズンで負傷欠場はわずか11試合。これだけのフル稼働がが可能なのも、鍛え上げられた強じんな体があるからこそだ。

これまでFIFA年間最優秀選手賞の投票ではトップ3にさえ入ったことがないが、受賞にふさわしい選手の一人であることに疑いの余地はない。2017/18シーズンこそレバンドフスキの年になるはずだ。

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