フェルティンズ・アレーナの選手用通路は炭鉱の坑道がモチーフになっている
フェルティンズ・アレーナの選手用通路は炭鉱の坑道がモチーフになっている
ブンデスリーガ

第2回:ブンデスリーガのスタジアム

お気に入りのクラブのスタジアムは多くのサポーターにとって胸躍る場所。それもそのはず、ブンデスリーガには個性的かつ魅力的なスタジアムが数多くある。そんなブンデスリーガの本拠地を3回に分けて紹介するシリーズ、第2回は12位アウクスブルクから7位ケルンまで6つのスタジアムを取り上げる。

アウクスブルク:WWKアレーナ

アウクスブルクのホームは現代建築の最先端をいく建物だ。世界初のカーボンニュートラルのスタジアムで、循環ポンプが1時間あたり最大20万リットルの水を排出。2台の熱交換器を通して流すことで、より低温の水を地下水系に戻しつつ、冷却剤を気化させる過程で温かい水からエネルギーを取り出すことができる。寒い季節でもVIPラウンジからロッカールーム、さらには事務所にいたるまで、全体に暖房が完備。ここで作り出されるエネルギーは芝暖房にも利用されている。そんな“わが家”を持つアウクスブルクには、ぜひ緑のマイスターシャーレを授けたい。

マインツ:オペル・アレーナ

ブルッフベークにあった以前のスタジアムはクラブの成長とともに少しだけ身の丈に合わない住み家に。防音対策の必要があったものの、解体も改築もできなかったため移転の道を選ぶことになったが、移転先として挙がった4つの候補地が却下され、2008年2月に現在の場所に決まるまで引っ越しの準備はなかなか進まなかった。そうこうするうちには、SVベーエン・ビスバーデンとのスタジアム共用案が浮上したこともあった。そうした困難の末に完成したマインツの新居だが、スタジアムの立つ一帯には冷たい風が吹き抜けている。クラブのチームカラーである赤のゲートをくぐる際には、服装に気をつけることをお勧めしておきたい。

フライブルク:シュバルツバルト・シュターディオン

歴史を紐とけば、それは50年前までさかのぼる。シュバルツバルト・シュターディオンの前身にあたるスタジアムは1954年に完成。のちに1993年のブンデスリーガ1部昇格に合わせて照明設備がつけられた。ピッチの長さが100.5メートルと通常よりも4.5メートル短かったため、フライブルクはブンデスリーガのライセンスを取るために特別措置を受けている。イレギュラーはこれだけにとどまらず、ピッチの北側に約1メートルも傾いており、そういう意味でも規格外のスタジアムと言えそうだ。

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