Summary

  • DFB杯準決勝、ボルシアMG対フランクフルト
  • フランクフルトが11年ぶりに決勝の舞台へ
  • 3月下旬に右ひざを手術した長谷部はベンチ外

ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)準決勝が4月25日に行われ、長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトは敵地でメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)と対戦し、PK戦の末、勝利を飾った。ベンチ外の長谷部は、同じく負傷を抱えているチームメートとともにスタンドで観戦し、11季ぶりの決勝進出を現場で見届けた。

メンヘングラートバッハ 1ー1(6PK7) アイントラハト・フランクフルト

試合は立ち上がりからフランクフルトが優勢に進める。キックオフからわずか90秒後、ファビアンのスルーパスに反応したルゴタがペナルティーエリア右に抜け出す。GKゾマーが飛び出しブロックするも、ファビアンがこぼれ球を無人のゴールにシュート。しかしボールは左ポストの外側へ流れてしまった。

すると15分、中央のファビアンが右を走るチャンドラーへ預けると、そこからのクロスをファーサイドに走り込んだタワタが強烈なダイレクトシュートで狙う。ゾマーの指先はボールに触れたものの、枠の外に弾くことはできず、左ポストに当たってゴールイン。ここまで試合を支配していたフランクフルトが、順当に先制点を奪った。

決定的なシーンがまったく見られなかったボルシアMGも42分、ゾマーのロングキックに対しタワタが目測を誤ると、ホーフマンが裏へ抜け出す。しかしフランクフルトの守護神フラデツキーも前へ飛び出し、ホーフマンがつま先で触ったボールは右ポストの1m横に外れてしまった。

このままフランクフルトが1点をリードし、ハーフタイムに突入するかと思われた。しかし前半ロスタイム2分、左のトラオレがセンタリングを放り込み、ニアサイドのハーンが頭でそらしたところをホーフマンが左足でゴール。ボルシアMGが数少ないチャンスをモノにし、1ー1で前半は終了した。

© gettyimages / Maja Hitij/Bongarts

後半に入ると試合のペースがややダウンし、ようやく最初のチャンスが訪れたのは74分だった。ダフートが左のシュルツに預けると、シュルツは一瞬でトップギアに入りドリブルで前進。中央のシュティンドルにボールが入り、ペナルティーエリア外から右足を振り抜いたが、フランクフルトGKフラデツキーが横っ飛びでこれを防いでいる。

ロスタイム4分には、右サイドを抜け出したファビアンが角度のないところから意表を突くミドルシュートを試みるも、ゾマーが難なくセーブ。このまま1ー1で90分間の戦いが終わり、延長戦に突入する。

110分には左サイドでのパス交換からヘアマンがゴール左に抜け出し、マイナス方向へグラウンダーセンタリング。シュティンドルが後方から走り込みゴールを狙うも、フランクフルト守備陣がブロックし、CKに逃げている。

フランクフルトは延長に入りボールを保持できない時間が続いたが、これを耐え抜き120分間の激闘は終了。試合はPK戦にもつれこんだ。

© gettyimages / Christof Koepsel

両者ともに6人目まできっちり決めたが、7人目はどちらも守護神がセーブ。しかしボルシアMGは8人目のソウが防がれたのに対し、フランクフルトは皮肉にも昨季までボルシアMGに在籍していたルゴタがゴール。フランクフルトが2005/06シーズン以来となるDFB杯決勝進出を手にした。


【得点】

メンヘングラートバッハ:ホーフマン(45+2分)
アイントラハト・フランクフルト:タワタ(15分)

【ラインナップ】

メンヘングラートバッハ(4ー4ー2)
ゾマー;エルベディ、クリステンセン、ベスターガード、ウェント(41分 シュルツ);トラオレ(91分 ヘアマン)、シュトローブル、ダフート(80分 ベネシュ)、ホーフマン(111分 ソウ);ハーン、シュティンドル

アイントラハト・フランクフルト(3ー4ー1ー2)
フラデツキー;ヘクター、アブラハム、オチプカ;チャンドラー、ガチノビッチ、マスカレル(59分 ウォルフ ※ウォルフは72分にバレラと交代)、タワタ(103分 ルス);ファビアン;レビッチ(75分 セフェロビッチ)、ルゴタ