Summary

  • 長谷部のフランクフルトがサガン鳥栖から鎌田を獲得
  • 今季Jリーグで16試合出場3得点

長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトの昨季後半戦の総得点はリーグワーストの「14」。攻撃が機能していたとは言い難く、このウィークポントをニコ・コバチ監督は何としてもテコ入れするつもりだ。その手始めとして、Jリーグのサガン鳥栖からMF鎌田大地を獲得。複数ポジションをこなせる鎌田は、フランクフルトの攻撃により多くのスパイスを与えることが期待されている。

その期待に応えられる選手であることは、すでに日本で証明済み。まだ20歳ながらJリーグ通算65試合に出場して13ゴール11アシストの数字を残している。2月に開幕した今季のJリーグでも、出場16試合で3得点。鳥栖でのラストマッチとなった浦和レッズ戦ではCKから先制点をアシストしてチームの2ー1の勝利に貢献した。

スピードと複数のポジションをこなす器用さ

180センチの鎌田は鳥栖では主に10番のポジションでプレー。典型的なゲームメーカーの役割を担い、両足を自在に使いこなす技術の高さと広い視野で存在感を発揮してきた。このポジションに限らず、サイドも8番もこなせる選手でもある。

昨季後半戦で不振に陥ったフランクフルトは、ハリス・セフェロビッチとアンテ・レビッチが退団。得点源のアレクサンダー・マイヤーもくるぶしの手術で再び長期戦線離脱を強いられ、攻撃陣の補強は急務だ。

そうした状況の中、鎌田がどれだけ早くドイツに、そしてブンデスリーガに慣れることができるかがカギとなってくるが、しばらくは長谷部誠が力になってくれるはずだ。すでに9年半にわたってドイツでプレーして33歳の日本代表キャプテンは、フランクフルトでも4シーズン目を迎えており、若い鎌田に貴重なアドバイスを与えてくれるだろう。

© gettyimages / Carlos Rodrigues

フランクフルト5人目の日本人選手

フランクフルトと日出ずる国からやって来た選手たちの相性は抜群だ。高原直泰、稲本潤一、乾貴士、そして長谷部と、これまで4人の日本代表選手がアイントラハトのユニフォームに袖を通し、活躍してきた。鎌田はまだ代表歴こそないものの、A代表入りは若いゲームメーカーにとって大きな目標となっている。それを叶えるためにも、鎌田はフランクフルトを昨季前半戦のようなパフォーマンス、そして好成績へと導くつもりだ。