Summary

  • バイエルンのDFフメルスの独占インタビュー
  • フメルスは昨夏にドルトムントからバイエルンに加入
  • 加入1年目から瞬く間にチームにフィット

マッツ・フメルスは昨夏、バイエルン・ミュンヘンへの“復帰”を果たした。ドイツ代表として2014年のワールドカップも制した28歳のDFに、バイエルンでの1年目、チームでの役割について語ってもらった。

——昨夏にドルトムントからバイエルンに加入しました。期待に応えられていると思いますか?

フメルス 僕個人としては期待に応えていると思っている。チームにもすぐにフィットしたよ。チームメートやコーチングスタッフの中に、よく知っている顔がいたことが大きいね。それにミュンヘンにはたくさんの友だちと家族がいる。

——ここまでのチームの戦いぶりを振り返ってください。

フメルス いい結果を残せているし、目指していた位置につけていると思う。ブンデスリーガで首位に立ち、3つのタイトルの可能性を残しているわけだからね。でも、まだまだ改善すべきところはある。もっと強力なパフォーマンスをして相手を圧倒したい。

——ドルトムントの主将という重要な役割を離れ、やや控えめな立場になることについて難しさを感じましたか?

フメルス 僕自身は練習中に何かを強く主張するタイプではない。もちろん、意見を言わなければいけない時はあるし、必要であれば自分の考えを言うけどね。ただウチにはフィリップ・ラームという経験豊富で素晴らしいキャプテンがいるから、主張する選手はチームの何人かに限られているよ。彼はキャプテンとしての仕事を誰よりもうまく担える選手だ。

——ここでは発言しようとして思いとどまるようなこともありますか?

フメルス 自分がキャプテンだったら発言しただろう、と思うシチュエーションは確かにあるかもしれない。何かを言おうとして少し考えるという時はあるよ。でも、バイエルンには経験豊富な選手、国際経験豊かな監督がいるから、大抵はそこで解決してしまう。僕が何か言おうかと考えている間に、チームメートやコーチングスタッフの誰かが発言しているんだよ(笑)。これは僕にとってやりやすい環境だね。

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Lukas Schulze

——バイエルンに来てプレースタイルの部分で変わったところはありますか?

フメルス もしかしたら、あまりロングボールを蹴らなくなったかもしれない。ウチのFWがあまりそれを必要としていないからね。ただ、センターバックとしてのプレーは大部分がこれまでと同じだよ。

——今季のバイエルンは以前ほど圧倒的ではないという声もあります。それについてはどうですか?

フメルス 昨季までここにいなかったから何とも言えないけど、それほど圧倒的でないという意見には同意する部分もある。ただ、バイエルンに限らず、今季はヨーロッパの各リーグでいくつかのチームが苦戦している。完璧な戦いをしているクラブは一つもないんじゃないかな。その理由として、うまく組織されたチームが増えていることが挙げられる。ブンデスリーガもそうだね。時として“番狂わせ”があり、スリルが約束されているようなものだ。ファンにとっては完璧だろうね。

——カルロ・アンチェロッティ監督の印象はどうですか? 感情を表に出すユルゲン・クロップとは対照的だと思いますが。

フメルス アンチェロッティ監督は20年以上にわたってこの世界で様々な経験を積んできた監督だ。大きな成功だけでなく、困難も含めてね。だから、彼にとっては驚くようなことが少ないんじゃないかな。だから、落ち着きや余裕があるんだと思う。

——今後、何歳まで現役を続けたいというようなプランはありますか? かつてバイエルンで活躍していたゼ・ロベルトは40歳を超えてもプレーしています。

フメルス それはないかな(笑)。まだ今後のキャリアについて具体的なプランはないんだ。あと数年はプレーできるはずだし、考えるのはそれからにするよ。

——水曜日(15日)には欧州チャンピオンズリーグのアーセナル戦が控えています。

フメルス 非常に強い相手と2試合戦うわけだから、僕らにとってはまた一つ上の段階での試合になるだろうね。

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