来季からドルトムントを率いることになったファーブレ監督 - © gettyimages / PATRIK STOLLARZ
来季からドルトムントを率いることになったファーブレ監督 - © gettyimages / PATRIK STOLLARZ
ブンデスリーガ

ドルトムントのファーブレ新監督について知っておくべき5項目

ドルトムントの新指揮官に就任したルシアン・ファーブレ氏は、かつて低迷していたヘルタ・ベルリンを軌道に乗せ、マーコ・ロイスを成長させ、マークアンドレ・テアシュテーゲンをデビューさせ、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)を欧州カップ戦に導いた監督である。魅力的なサッカーと勝利を両立させている知将について知っておくべき5つの項目を紹介する。

1)チャンスは逃さない

ファーブレ監督はスイスのサン・バルテルミーにある農場で育ったが、「サッカー以外は他に何もなかった。たまに農場の手伝いをしたが、好きなわけではなかった」と述べている。農場の仕事を手伝う代わりに、攻撃的MFとしてローザンヌやヌーシャテル・ザマックスで活躍。セルヴェットでは現バイエルン・ミュンヘン社長のカールハインツ・ルンメニゲとチームメートだった。スイス代表としても24試合に出場。代表デビューを飾った1981年のオランダ戦ではフランク・ライカールト、ルート・フリットと同じピッチに立っていた。

1983年にスイスの年間最優秀選手に選出されたファーブレ監督は、正確無比のスルーパスに加え、先見の明を備えた選手だった。シュトゥットガルトでプレー経験がある元スイス代表DFのリュドビク・マニャンは、父親がファーブレ監督の友人だったこともあり彼のことをよく知っている。「彼は最新の科学知識に沿って練習していた。食事にも気をつけていたよ。チャンスに結びつくことは何一つとして逃さなかった。当時も、そして今もね」

2)レーフ監督のおかげ

1991年の現役引退後は、FCエシャラン(スイス)のU-14チームのアシスタントコーチに就任。当時は指導者としての仕事を続けていくべきかどうか確信がなかったが、監督業は明らかに適任の仕事だった。アマチュアレベルで成功を収めた後はセルヴェットのトップチームの監督に就任し、見事にスイスカップのタイトルを手にしている。

セルヴェットの監督を退いてからは、アーセン・ベンゲル監督やラファエル・ベニテス監督らの戦術を学ぶことに1年を費やした。そして、次に率いたのがチューリッヒ(スイス)だ。チューリッヒは当初、現ドイツ代表のヨアヒム・レーフ監督に就任を要請していたが、レーフ監督が回答を先延ばしにしているうちにファーブレ監督に話が回ってきた。そのチューリッヒではリーグ優勝2回、スイスカップ優勝1回という結果を出し、2007年にヘルタからオファーが届いた。

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