Summary

  • バイエルンと2021年まで契約延長のティアゴ
  • 「ボールは友達」を体現するピッチ上の“魔術師”

一度ボールを持てば、魔法のような球さばきを見せる――バイエルン・ミュンヘンに所属するティアゴは、文字通りピッチ上の“魔術師”であり、チームに攻撃のスイッチを入れるグラウンドの“指揮者”でもある。この4月に26歳となった男は、これから迎えるキャリア全盛期をドイツ最大のクラブで過ごしていく。

元ブラジル代表で、1994年のワールドカップ・米国大会優勝を勝ち取った父を持つティアゴは、名門バルセロナ(スペイン)で技術を磨き、そしてプロデビューを果たした。しかし、バルセロナからバイエルンという世界に名だたるビッグクラブを渡り歩き、新天地ドイツで毎年タイトルを獲得しようとも、ジャーナリストの質問へ真摯に応じ、自身への満足を語らないなど、謙虚な姿勢を貫き続けている。

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今年4月、バイエルンとの契約を2021年まで延長した際、「早い話、ここではすべてがうまくいっているんです。バイエルンというクラブで、この先も多くのタイトルを獲得したいですね」とティアゴは語っていた。師匠と呼ぶべきジョゼップ・グアルディオラが去り、カルロ・アンチェロッティ監督が就任しても、チームにおける彼の役割は変わらず、2016/17シーズンはリーグ戦7試合を欠場しながらも、ボールタッチ数はブンデスリーガ全選手で最多となる2969回。また2291分出場でパス本数は2486(成功率90%)と、こちらもリーグ最多の数字を記録している。

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「ボールは友達」という言葉を体現する姿に、我々の目はいつも奪われてしまう。ブンデスリーガでベストプレーヤーの1人に数えられ、前人未到のリーグ6連覇を目指すティアゴ。きっと来たる2017/18シーズンも、アリアンツ・アレーナの観衆にサッカーの喜びを伝えてくれるはずだ。