Summary

  • バイエルン、アンチェロッティ監督の後任はユップ・ハインケス氏
  • 選手時代に8、監督としては10のタイトルを獲得
  • バイエルンを3冠に導いた2012/13シーズン終了後、監督業から遠ざかっていた

バイエルン・ミュンヘンは10月6日、ユップ・ハインケス氏(72)の監督就任を発表した。契約期間は今季終了まで。同クラブは9月28日にカルロ・アンチェロッティ監督を解任していた。

ハインケス氏はメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)とハノーファーでブンデスリーガ369試合に出場、220得点(歴代3位)を挙げた往年の名選手で、ボルシアMG時代にはストライカーとしてチームの3連覇に貢献した。1973/74、1974/75シーズンには2年連続で得点王に輝いている。

監督としてはボルシアMGやバイエルン、シャルケレーバークーゼンなど国内外8つのクラブを指揮し、10のタイトルを獲得。バイエルンとレアル・マドリード(スペイン)では欧州チャンピオンズリーグ(CL)で優勝を果たした。異なるクラブでCLを制した監督としては、オットマール・ヒッツフェルト氏、ジョゼ・モウリーニョ氏に続いて史上3人目。

2012/13シーズンにはバイエルンをドイツ史上初のブンデスリーガ、ドイツサッカー連盟カップ、CLの3冠に導いた。このシーズン終了後、当時68歳だったハインケス氏は監督を退任。事実上の引退宣言ともとれる発言をしていたが、5シーズンぶりの復帰となる。

© DFL DEUTSCHE FUSSBALL LIGA / Thomas Niedermueller

ハインケス監督は9日の練習からチームに合流する予定。アシスタントコーチには宇佐美貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフで同職を務めていたペーター・ヘアマン氏と、バイエルン育成部門のトップであるヘアマン・ゲルラント氏が就任した。両氏はハインケス監督が前回バイエルンで指揮を執っていた時の右腕だった。

バイエルンのカールハインツ・ルンメニゲ社長は「ユップ・ハインケスとバイエルンの間には非常に大きな信頼があります。我々はユップが監督を引き受けてくれたことにとても感謝しています。彼は現在のバイエルンの状況において、理想的な監督です」と喜びの声を上げている。

ハインケス監督は、「他のクラブであれば、私が復帰することはなかったでしょう。バイエルンは私にとって心に掛かる重大な関心事です。私はコーチングスタッフと共に、チームが再びファンの皆さんに素晴らしいサッカーをお見せできるように全力を尽くします。この使命をとても楽しみにしています」と抱負を述べている。

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