Summary

  • ホッフェンハイムがホームでバイエルンを撃破
  • クラマリッチの早いリスタートからウトが先制点をマーク
  • 先制点を呼び込んだボールボーイの“アシスト”が話題に

ホッフェンハイムバイエルン・ミュンヘンホームで下し、6連覇をもくろむ王者の出鼻をくじいた。ゲームを決めたのは殊勲の2ゴールを挙げたマーク・ウトだが、ホッフェンハイムのUー14チームに所属するストライカーが“陰の立役者”として脚光を浴びている。

両チームともに無得点で迎えた27分、バイエルンのDFマッツ・フメルスがタッチラインの外にボールを大きくクリアすると、アンドレイ・クラマリッチがすかさずスローインでゲームを再開。これを受けたウトが速攻から鮮やかにゴールネットを揺らしてホッフェンハイムが先制を挙げた。この時、クラマリッチに間髪入れず新しいボールを渡したのがボールボーイを務めていた下部組織の少年だ。

この日のヒーローは51分にも追加点を決めたウトだが、隠れた主役は“お手柄アシスト”を決めたボールボーイだろう。ユリアン・ナーゲルスマン監督は、「ゴールの大部分が彼のおかげと言うわけではないが、いい形で絡んでくれた」と少年を称賛。「ウチの育成方針は一貫している。だからボールボーイもすぐにボールを出してくれた」と、クラブの教えが末端にまで行き届いていることに誇らしげだった。

バイエルンを見事に出し抜いたボールボーイはすっかりヒーローとなり、クラマリッチが「(ボールを出せと)大声を出してしまったことを謝らなければいけない。彼がすぐに反応してくれたことに感謝だよ」と言えば、ゴールを決めたウトも、「彼にユニフォームでもプレゼントしようかな。とにかく何かしらしなくちゃね」とお礼を約束した。

© imago / Thomas Frey

この日のホッフェンハイムはケビン・フォークト、サンドロ・ワーグナー、セルジュ・ニャブリなど多くの主力をケガで欠いたが、選手たちは満員御礼の3万150人のサポーターの前で戦う姿勢を前面に押し出し、最高のパフォーマンスで大金星を挙げた。これでブンデスリーガではホーム19戦負けなし。ディートマ・ホップ会長も、「ケガ人のリストを見て、0ー0なら御の字と思っていた。この結果はセンセーショナルだよ」と大喜びだった。

ナーゲルスマン監督体制下でバイエルン相手に2勝1分けと“バイエルン・キラー”ぶりを発揮しているホッフェンハイム。将来的な指揮官としてナーゲルスマンがバイエルンに狙われてるのは、もはや周知の事実だ。欧州チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ敗退の傷は、もはや完全に癒えたと見ていいだろう。9月14日に開幕する欧州リーグ(EL)での戦いにも期待が持てそうだ。

© imago / Xinhua