Summary

  • バイエルンが史上初の6連覇達成
  • 今季も圧倒的な強さで5試合を残して優勝決定
  • 2012/13シーズン以来の3冠の可能性も

ブンデスリーガ第29節が4月7日に行われ、バイエルン・ミュンヘンアウクスブルクを4ー1で下し、史上初の6連覇を達成した。

ここまで23勝3分3敗で、一時(第25、26節)は2位シャルケに勝ち点20差をつけ、今季も他の追随を許さないバイエルンだったが、滑り出しは順風満帆ではなかった。カルロ・アンチェロッティ体制の2年目、第3節のホッフェンハイム戦で完封負け(0ー2)してつまづくと、第6節のウォルフスブルク戦は引き分けに終わる。この間、ライバルのドルトムントは開幕から7試合無敗(6勝1分)で首位をキープしていた。

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転機となったのは9月27日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節、パリ・サンジェルマン(フランス)戦で0ー3の惨敗を喫したことだった。カールハインツ・ルンメニゲ社長は「今季のスタートからチームの成果は我々の期待とはそぐわないものだった。パリでの試合はそれを如実に表しており、このような結論に至った」と、翌日にアンチェロッティ監督を解任した。

後任として召喚したのは、2012/13シーズンに初の三冠(リーグ、DFB杯、CL優勝)を置きみやげに監督業を引退したユップ・ハインケス(72)だった。バイエルンを知り尽くした名将の下、チームは蘇る。それと同時に破竹の勢いを見せていたドルトムントが第8節から失速し、バイエルンは第10節終了後に定位置の首位を奪還すると、その後は一度もその座を明け渡すことなく、独走状態へと入った。

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前節は2位シャルケがフライブルクに引き分け以下に終われば、ホームのアリアンツ・アレーナで初めて優勝を決定できるチャンスが巡ってきたが、シャルケが意地を見せてこれを阻止。それでも、「デア・クラシカー」でドルトムントを6ー0で粉砕し、今節での優勝をたぐり寄せた。

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ブンデスリーガ史上初の6連覇を成し遂げたバイエルンだが、お祝いモードになるのはまだ少し早い。今季はドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)に加え、CLでも勝ち上がっており、三冠の可能性も残っている。

DFB杯では今月17日にレーバークーゼンと準決勝で対戦し、これに勝つとシャルケまたはアイントラハト・フランクフルトと決勝(5月19日)で相見えることに。一方、CLはセビージャ(スペイン)との準々決勝の第1戦を2ー1で制し、13日にホームで行われる第2戦の結果次第で、ベスト4に進出できる。

今季限りの復帰としているハインケス監督は再びチームを三冠に導いて、最高の幕切れを再現できるだろうかーー?

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