Summary

  • バイエルンがドルトムントから首位を奪取
  • ハインケス監督就任後の3試合で勝ち点「5」差を逆転
  • 次節はアウェーでドルトムントと直接対決

バイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガ第10節のライプツィヒ戦に2ー0で勝利し、ドルトムントから首位の座を奪い取った。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)に続き、2試合連続でバイエルンに屈したライプツィヒのラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、「首位に立つまで長い時間を必要としなかった。驚くべき速さだった」と王者の“早業”に脱帽するしかなかった。

10月9日にユップ・ハインケス監督が就任した時点で、バイエルンとドルトムントの勝ち点差は「5」、当初はハインケス監督も「私はリアリストだ。首位の座を奪うのはかなり難しい」と慎重だった。しかし、それからわずか3試合で立場は逆転。直近3試合で勝ち点1のドルトムントに対し、3連勝を飾ったバイエルンは、勝ち点「3」のアドバンテージを得た状態で次節の“デア・クラシカー”を迎えることになった。

ドルトムントの敗戦でモチベーションUP

第10節が行われた10月28日、バイエルンの選手たちはライバルの敗戦を見届けてからライプツィヒ戦に臨むことができた。アリエン・ロッベンは「(ドルトムントの敗戦で)さらにモチベーションが高まった。しっかりと結果を残したいと思っていても、他のチーム次第というところがあるからね」と、思惑どおりの展開に満足げだった。

3位のライプツィヒを直接叩き、宿敵ドルトムントをかわして首位に浮上。バイエルンにとってはこれ以上ない展開となったが、ゼバスティアン・ルディの言葉に油断は全く感じられない。「これをキープできるようにしていかないとね。ドルトムントが不振に陥っているけど、僕らもそうならないように気をつけないと。勝ち点差は大きくないし、何が起きてもおかしくない」

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ハインケス監督と固い守備

直接対決を目前に控えての首位獲り。その原動力はやはりハインケス監督の存在だろう。新指揮官の就任後、チームはリーグ戦で3連勝を飾ったが、その間の失点はゼロ。ロッベンは「ユップが来てから最高の結果を残すことができている」と指揮官に絶大な信頼を寄せる。

監督交代以来、バイエルンの守備は目に見えて安定。その背景にあるのは守備意識の向上だ。選手たちは「最優先すべきはゼロに抑えること。前線にはいつでも点を奪えるクオリティが備わっているのだから」(キミッヒ)、「僕らは一体感を持って守れている。相手はシュートチャンスを作るのも難しいんじゃないかな」(ルディ)、と守備の充実ぶりを口にする。

ハインケス監督がドルトムント戦で指揮を執るのは2013年の欧州チャンピオンズリーグ決勝以来。ご存知のとおり、この時はバイエルンが勝利を収め、クラブ史上初の3冠を達成している。今回の会場はドルトムントの要塞ジグナル・イドゥナ・パーク。バイエルンは“ハインケス・マジック”で敵地から白星を持ち帰ることができるか。

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