Summary

  • CL準々決勝でバイエルンがセビージャと対戦
  • バイエルンの準決勝進出を後押しする5つの要素を紹介

欧州チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16でマンチェスター・ユナイテッドは伏兵セビージャに敗れてトーナメントから姿を消した。しかし、バイエルン・ミュンヘンが同じ轍を踏むことはないだろう。このクラブにはそれを回避するだけの知性と選手層、そして歴史がある。バイエルンがセビージャを下して準決勝に進出するであろう5つの根拠を紹介する。

1)ブンデスリーガ優勝はほぼ確定。残るは2つ

前節での優勝決定こそお預けになったが、バイエルンのブンデスリーガ6連覇はほぼ確定している。今後はCLとドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)の2大会に集中することが可能だ。好調なチーム状態を維持するには早い段階での優勝決定は逆効果だという意見もあるが、百戦錬磨のバイエルンに限っては大きな問題とはならないはずだ。CL制覇を果たした2013年以降、バイエルンは3シーズン連続で準決勝敗退。さらに昨季は準々決勝でレアル・マドリードに敗れるという苦い経験をしてきた。ユップ・ハインケス監督率いる現在のチームは、欧州制覇という目標に向かって誰もが強い決意を持って戦っている。

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2)“CLマスター”ハインケス監督の存在

ハインケス監督はラウンド16のベシクタシュ戦で11連勝というCLでの大会記録を樹立。2013年5月から2017年10月まで長い中断期間を挟んではいるが、素晴らしい偉業であることに違いはない。ハインケス監督はCLで過去3シーズン指揮を執っているが、その3シーズンはいずれもチームを決勝進出に導いている。1998年にレアル・マドリードを率いて優勝。バイエルンを率いていた2012年はチェルシーに敗れて準優勝に終わったが、翌2013年にはリベンジを果たして自身2度目の優勝を果たしている。

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3)セビージャはハメスのお得意様

バイエルンが公式戦でセビージャと対戦するのは今回が初めてだが、ハメス・ロドリゲス、アリエン・ロッベン、ティアゴ・アルカンタラ、ハビ・マルティネス、フアン・ベルナートはセビージャとの対戦経験がある。とりわけハメスはセビージャとの相性が良く、これまで9度の対戦で4ゴールを記録。どの対戦相手よりも多くの得点を奪い、8勝1敗という好成績を残している。実際、ハビ・マルティネスを除けば、過去にリーガでプレーしていた選手たちはいずれもセビージャ戦を得意としている。

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4)不動のエース、レバンドフスキの存在

ロベルト・レバンドフスキは今季公式戦38試合に出場して35得点をマーク。ブンデスリーガ得点王の座をほぼ手中に収めているだけでなく、CLでも7試合で5得点を挙げている。セビージャはリオネル・メッシ(バルセロナ)やクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)に痛めつけられるのには慣れているが、レバンドフスキとの対戦はそれに追い打ちをかけられるようなものだろう。

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5)CLの舞台におけるバイエルンの経験値

1994年にCLがスタートして以来、バイエルンが準々決勝に進出するのは今回で17回目。現在のトーナメント方式になってからは2度の優勝を果たしている。対するセビージャは2014年から2016年かけて欧州リーグ(EL)で3連覇を成し遂げたものの、CLでの準々決勝進出は5度目の挑戦でようやく成し遂げたもの。CLの舞台での経験値ではバイエルンが圧倒している。