Summary

  • ブンデスリーガ残留に向けて正念場を迎えたハンブルク
  • 前節終了時点での順位は昇降格プレーオフに回る16位
  • 残り2試合で連勝すれば自力での残留が可能

「直接対決に勝って昇降格プレーオフに回る16位を脱出する」。ハンブルガーSVはそんな青写真を描いて前節のマインツ戦に臨んだ。しかし、結果はホームでスコアレスドロー。リーグ戦の連敗こそ「3」で止めたが、思惑どおりに降格ゾーンから脱出することはできなかった。

ハンブルクはマインツ戦を前にミニキャンプを張った。静かな環境で集中力とチームの一体感を高めるためだ。結果は引き分けに終わったが、それまでの数試合には見られなかったような、集中力、団結力、そして競り合いでの激しさが出ていた。マーク・ギスドル監督も、残留争いという難しい状況を踏まえた上で、「敗戦」というワーストケースを回避し、確実に勝ち点1を得たチームに理解を示した。

「もちろん、もっとチャンスを作り出せればよかったとは思う。だが、チームが置かれた状況も少なからず影響している。勝つことができないのであれば、せめて負けることだけは避けなければいけない。この勝ち点はとても価値のあるものになるはずだ」(ギスドル監督)

勝ち点「1」を守るために大きな仕事を果たしたのが、負傷中のレネ・アードラーに代わってゴールマウスを守ったクリスティアン・マテニアだ。マテニアはマインツ戦が終わると、すぐに次戦に目を向けていた。「1部に残れるよう、僕らは最後の最後まで戦い抜くだけだ。すぐにシャルケ戦が控えている。そこであらゆる手を尽くして勝ち点を持ち帰ってくる」

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幸いなことにハンブルクにはまだ自力での残留の可能性が残されている。残りの2試合はアウェーのシャルケ戦とホームのウォルフスブルク戦。この2試合で連勝を飾れば残留が決まる。「シーズン終盤でのこれほどの混戦は、試合運びだけで乗り切れるものではない」。ギスドル監督は生き残りのためには90分間のパフォーマンスに「プラスアルファ」が必要だとにらんでいる。

2年前はプレーオフに回った末になんとか残留を決めたが、今季も再び1部に踏みとどまるのか、それともクラブ史上初の2部降格となってしまうのか。泣いても笑っても残りはあと2試合だけだ。