(1)日本人選手が激突

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第9節では日本人選手が所属するクラブ同士の試合が3試合あり、そのうち2試合で日本人選手が同時出場している。武藤嘉紀のマインツはホームに香川真司のドルトムントを迎えた。武藤は2回の決定機を決め切れず、チームは0-2で敗れた。香川と初対戦となった武藤は試合後、インタビューで胸の内を明かしている。大迫勇也と長澤和輝のケルンは清武弘嗣と酒井宏樹のハノーファーとホームで対戦。長澤はメンバー外となったが、大迫と清武が先発。負傷により2試合を欠場した酒井は後半開始から投入され、3選手が同時にピッチに立った。結果はハノーファーが1-0で勝利し、連勝となっている。原口元気のヘルタ・ベルリンは現在リハビリ中の内田篤人が所属するシャルケに乗り込んだ。早い時間に数的不利になったにもかかわらず健闘したヘルタだったが、試合終了間際に勝ち越し弾を許して1-2で敗戦。それでも、原口はインタビューで今季好調のチームの様子を語っている。

(2)バイエルンがまたも歴史的快挙

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バイエルン・ミュンヘンがブンデスリーガ史上初となる開幕9連勝を達成。ドイツサッカー連盟カップと欧州チャンピオンズリーグ(CL)を含めると、チームは現在12連勝中。今節のブレーメン戦では1017回のボールタッチ数でシーズンレコードを記録し、ポゼッション率は74%だった。また、トーマス・ミュラーは今季9得点目で、ミュラーが得点した試合でバイエルンは必ず勝利するという連続記録を43に伸ばした。GKマヌエル・ノイアーは、ブンデスリーガ通算137試合で無失点に抑えている。これで、ブンデスリーガ歴代GKの無失点試合数でゼップ・マイヤー氏(元バイエルン)と並んで5位にランクイン。1位は204試合のオリーバー・カーン氏だ(元バイエルン)。

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(3)ホーム無敗神話、崩壊

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今シーズン全試合に先発していた長谷部誠は、初めてベンチ外となった。長谷部は2014年夏のW杯に日本代表として出場した後、昨シーズンのブンデスリーガでは出場停止となった1試合以外は全試合に出場。ことし6月からは2018年のW杯アジア2次予選が始まり、10月8日と13日(国際親善試合)の試合から帰ってきたばかり。長期間休みのない長谷部のコンディションをアルミン・フェー監督が考慮しての決断だった。その長谷部不在のアイントラハト・フランクフルトは今節、メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)に1-5で大敗。フランクフルトにとって、2014年11月8日(バイエルン戦)以来、約1年ぶりのホームでの敗戦となった。また、大迫と長澤のケルンもホームでは14試合負けなしだったが、2015年に入って初の黒星を喫している。

(4)再び、勝利の道へ

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ドルトムントとウォルフスブルクはともに4試合ぶりの白星となった。ドルトムントはマインツに2-0で勝利し、2位をキープ。ウォルフスブルクはホッフェンハイムを4-2で破り、9位から4位へジャンプアップした。

 

(5)ヘーベデスとセットプレー

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シャルケのベネディクト・ヘーベデスがヘルタ戦で先制点を挙げた。ヘーベデスにとってはこれがブンデスリーガ11得点目。そのうち8得点が今回と同じく、セットプレーからのヘディングによるものとなっている。ロスタイムにマックス・マイヤーが決勝点を奪ったシャルケは、これでヘルタ相手に14試合負けなし(12勝2分)で、ホーム戦では8連勝。敗れたヘルタだが、2004年11月13日以来にシャルケのスタジアムでゴールを決めている。

(6)クルーゼ、初づくし

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ドイツ代表のマックス・クルーゼがウォルフスブルク移籍後初ゴールを挙げた。さらにクルーゼはブンデスリーガで初めて1試合3得点をマークしている。1点目は開始わずか43秒で、これも本人にとっての最速ゴールとなった。

(7)ロイス、初のPK失敗

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ドルトムントのマーコ・ロイスはブンデスリーガでは第2節以来、約2カ月ぶりの得点となった。ロイスのドルトムントでの60得点のうち、26ゴールは先制点となっている。しかし、ロイスはブンデスリーガでは初めてPKを失敗。これまではブンデスリーガで7回、CLで1回のPKを成功させていた。このロイスのPKを止めたのは、マインツの守護神ロリス・カリウス。現在PKを4連続でセーブしている。また、これまでPK14回のうち、半分の7回を阻止している。

(8)5連敗からの4連勝

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昨シーズンを3位で終えたにもかかわらず、開幕から5連敗を喫したボルシアMG。しかし、今節はフランクフルトに5-1で圧勝し、監督交代が行われてから4連勝となった。一時は最下位に沈んでいたが、現在は10位となっている。

(9)ハノーファー連勝

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「疑惑のゴール」と言われているが、ハノーファーは1-0でケルンに勝利。勝ち点3を獲得し、2カ月ぶりに降格圏内から脱出した。今季初白星となった前節のブレーメン戦と同じく、決勝点は清武のCKから生まれている。

(10)昇格組の明暗

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ダルムシュタットは2-0でアウクスブルクを下し、アウェー戦で4試合負けなしとなった(2勝2分)。アウェーでの2勝は、過去のブンデスリーガ2シーズン(1978/79、1981/82)の合計アウェー勝利と同数。同じく昇格組で今季アウェーで無敗だったインゴルシュタットは、シュトゥットガルトに0-1で敗れ、敵地での初黒星を喫している。