9分間で5得点、そしてブンデスリーガ通算100ゴールーーバイエルンのエースFWロベルト・レバンドフスキは今季さまざまな数字を達成し、その能力がワールドクラスであることを改めて周囲に知らしめている。そんな中、当サイト独語版はこの27歳のポーランド代表FWとのインタビューに成功。今回はその前編を紹介する。

ーーこんにちはレバンドフスキさん。いや、それとも“スーパーマン”もしくは“ターミネーター”とあなたのことを呼んだほうがいいでしょうか?

レバンドフスキ 誰がそんな風に私を呼んでいるんですか?(笑)

ーーあなたが多くのゴールを決めた後、いくつかのポーランドの新聞がそう呼んでいましたよ。個人的にはどう思っていますか?

レバンドフスキ スポーツ選手にとって最も大事なのは、「そのようなことをしない」ということ。つまり、特別な考えを持たないんです。自分の仕事をしっかりと行うためには、地に足をつけていなければなりません。

「自分の歩みだけに集中」

© gettyimages / Alexander Hassenstein

ーーということは、ゴールをひたすら決め続け、世界の人々を驚かせても、そのゴールに喜びを感じることはできないと?

レバンドフスキ ひょっとしたらそう言えるかもしれません。でも逆にあなたに聞きたいですね。第8節が終わった段階で、ゴールを決めて喜びを爆発させまくるサッカー選手をあなたは見たことがありますか?

ーー確かにその通りです。でも周りは騒ぎます。あなたはどのようにそれを処理しているのでしょうか。

レバンドフスキ そのままですよ。そういったものから自分を遠ざけるのです。そして私は自分の歩みだけに集中する。次の試合にまた挑戦が待っていますから。数日おきに試合をしていたら、そんなこと考えていられませんよ。それに私のゴールはどんな時でも、“バイエルンの”ゴールでもあるんです。

ーーどうやったら、そのように振る舞えるのですか?

レバンドフスキ これまでの経験が助けてくれます。ドルトムントでも欧州チャンピオンズリーグ(CL)でレアル・マドリード(スペイン)相手に4点を取り、12試合で12点を決めたことがありました。ですが、その時からすでに「前を向くこと」と「0からのスタート」ということは毎試合考えていました。その考えは私にとって非常に大きなことです。

ーーあなたの成功の陰に何か秘訣はあるのでしょうか?

レバンドフスキ いろんな知識や認識ではないでしょうか。でもそれ1個1個はそんなに大きなことではありません。しかし、それを自分なりに集めたものが今、私に備わっています。例えばパワーについてですが、18歳の時に「もっと能力を高めるためのパワーが私には不足している」と気付きました。それにリカバリーについても、私の中では重要なテーマです。

「ブンデスリーガは挑戦の場」

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ーー今がキャリア最盛期だと思いますか?

レバンドフスキ 最盛期とはなんでしょう? 確かにそういったものはあるかもしれませんが、私にとってはそんなに重要なことではありません。27歳になりましたが、今のプレーをできるだけ長く続けていきたいと思っています。それに私にとっての最盛期とは、「タイトルを勝ち取った時」ですしね。

ーー昨シーズンは優勝を早く決めてしまったため、バイエルンの緊張の糸が切れてしまいました。

レバンドフスキ 私たちは同じミスは犯しません。

ーー多くの人は、2015/16シーズンのタイトルレースはすでに決まったと見ています。

レバンドフスキ 私の考えは違います。確かに今の私たちには勝ち点でのアドバンテージがあります。しかしドルトムント、ウォルフスブルクレーバークーゼンにもう(優勝の)チャンスがないとは思っていません。私たちにとってもブンデスリーガは挑戦の場なのです。


インタビュー後半へ 「甘いもの大敵だった」