バイエルン・ミュンヘンの守護神マヌエル・ノイアーは、世界屈指のサッカー選手というだけではなく、2014年から『ブンデスリーガ基金』のこども大使を務めており、自らも『マヌエル・ノイアーこども財団』の発起人として、青少年たちをサポートしている。そのノイアーが9月20日の世界こども日に際して、ブンデスリーガ公式サイト(Bundesliga.de)のインタビューに応じ、彼の活動の目的や『ブンデスリーガ基金』との協力関係などについて話した。

ーー『マヌエル・ノイアーこども財団』の発起人として、また『ブンデスリーガ基金』のこども大使としての動機を教えてください。

マヌエル・ノイアー 近所の道を歩くだけでも、この世界で多くの人が助けを求めていることが見えてきます。僕はまだ学校に通っていた時のことをよく覚えています。休憩時間に僕のパンを欲しいと言ってきた子がいたり、金銭的な理由で遠足へ一緒に行けない子が居たりして、今のこの世の中で、そんなことがあるべきではないと考えました。同じように発起人として基金を立ち上げていたゲーラルド・アサモアやクリストフ・メッツェルダー(ともにシャルケの元同僚)という先輩たちが、僕自身が行動を起こすためのアイデアを与えてくれました。

「サッカーは素晴らしいきっかけとなる」

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ーー “こども歓迎“ というのが、2015年世界こどもの日のモットーですが、これはあなたの財団にどんな意味を投げかけますか?

ノイアー 著名人、例えば代表選手の立場は慈善事業にとって有効だと思います。どうやって、どこで?というのは、その事業がどういう目標に向かうかによりますね。僕にとって大事なことは、何か長期的で、継続的なものをつくることです。そこで、2014年『青少年の家MANUS』を創立しました。ここへ来るこどもたちは、どこの出身であれ大歓迎を受けます。僕らの財団ではこどもたちに、 教育を受けるチャンスが平等に与えられることがとても重要だという認識があるためです。幸運なことに、僕はこの財団で一人ではなく、多くの信用できるパートナーと事業を進めることができます。例えば『ブンデスリーガ基金』も、そのうちのひとつです。

ーーブンデスリーガ公式サイトでは “歓迎の文化“ というキャッチフレーズで、難民のサポートを訴えてきました。サッカーというスポーツが、難民のこどもたちのためにできることとは、何だと考えられますか?

ノイアー 難民のこどもたちが 将来へ望みをつなげるためには、彼らが社会に受け入れられることが 重要です。そこでサッカーが素晴らしいきっかけになると考えます。『ブンデスリーガ基金』では『サッカーの世界へようこそ』というプログラムを開始しました。『青少年の家MANUS』でも、難民のこどもたちをサポートしています。ゲルゼンキルヘンへも、毎日のように新しい難民の家族がやって来ますが、僕たちは何時間かでも毎日、難民のこどもたちが気晴らしできる機会を用意することができて光栄です。こどもたちが僕たちの所へ来てくれることに感謝しています。彼らは僕らに豊かさを教えてくれるのです。

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ーー他にも、こどもたちがサッカーを通して社会に受け入れられるためのプロジェクトを『ブンデスリーガ基金』が行うわけですね。

ノイアー バスケットボールのダーク・ノビツキー選手が発起人である『ダーク・ノビツキー基金』とのチャリティーマッチ(写真)に際して『マヌエル・ノイアーこども財団』はLitCamが行う『サッカーと文化との出会い』のサポートを約束しました。このプロジェクトでは、こどもたちがサッカーを通してドイツ語を学ぶ機会を提供します。簡単に説明すると、サッカーで前後半あるうちの前半はサッカー、後半はドイツ語という具合で、このプロジェクトに参加するこどもたちは、どんどん増えています。ゲルゼンキルヘンではこの企画を僕たちの財団がサポートし、ドイツ国内全体では『ブンデスリーガ基金』が舵を取ります。

『マヌエル・ノイアーこども財団』ホームページ(ドイツ語):マヌエル・ノイアーが発起人として、故郷であるゲルゼンキルヘンで助けを必要とすることもたちをサポートしている。