ブンデスリーガ第4節は9月11日から13日に各地で全9試合が開催された。今節の主なトピックを厳選してお伝えする。

(1)原口今季初得点!日本人選手、開幕連続ゴール

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ヘルタ・ベルリンに所属する原口元気が、シュトゥットガルト戦の14分に先制点を挙げた。原口にとって今季初ゴールで、ブンデスリーガでは2得点目。1年目の昨季は、前半戦なかなかレギュラーに定着できず、初得点を決めたのは第25節(シャルケ戦)だった。しかし、ここから監督の信頼を得ると、終盤戦8試合連続で先発入り。今季は開幕節こそベンチスタートとなったが、第2節以降は先発し、右MFや1トップとしてヘルタの攻撃の軸となっている。日本人選手は開幕節に大迫勇也(ケルン)、第2節に香川真司(ドルトムント)、第3節に武藤嘉紀(マインツ、2得点)と、4試合連続でゴール。第5節にゴールネットを揺らすのはどの選手だろうか?

(2)絶好調ドルトムント、記録を続々更新

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連勝街道を突っ走るドルトムント。第4節はハノーファーに先制され、過去3試合のような快勝とはいかなかったが、4-2で4連勝を飾った。欧州リーグ(EL)などを合わせると、今季ここまでの公式戦9試合で全勝。これはチームにとって新記録だ。また、ブンデスリーガ4試合連続で3ゴール以上を挙げたのも初めて。さらに、開幕4試合で勝ち点12、15得点3失点の成績は、ブンデスリーガのレコードを更新した。

(3)バイエルンとドルトムント、優勝争い復活!?

バイエルン・ミュンヘンは過去3シーズン、10(昨季)、19(2013/14)、25(2012/13)と2位に圧倒的な勝ち点差をつけ、優勝してきた。しかし、今季はここまでの様子を伺うと、4連覇への道は簡単ではなさそうだ。それはもちろん、強いドルトムントの復活による。トーマス・ミュラーはインタビューで「ドルトムントは開幕前からきっと優勝争いをするだろうと思っていましたよ。ドルトムントというチームは変わったわけではなくて、昨季の前半ちょっとおかしかっただけなんですよ」と警戒しており、ドイツ版“クラシコ”と呼ばれる両者の直接対決や、今後の順位の変動からますます目が離せなくなっている。

(4)確実に得点を決める男たち

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ドルトムントとの得失点差2で2位に甘んじているとはいえ、バイエルンも開幕から4連勝中。その得点源は、ミュラーとロベルト・レバンドフスキだ。両選手は今節のアウクスブルク戦で合わせて15本のシュートを放っており、それぞれ1得点(ミュラーはPKから)を挙げている。ミュラーはここまで6ゴールで得点ランキングトップ。レバンドフスキは3ゴールで4位タイにつけている。

(5)難民サポート

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ドイツに大量に流入している難民をサポートするため、ブンデスリーガ各クラブはさまざまなプロジェクトを行っている。第4節で、バイエルンの選手たちは難民の子どもたちと手をつないで入場。シャルケはクラブの難民支援スローガン「Stehe Auf(立ち上がれ)」のプラカートでコレオグラフィーを行った。

(6)完璧なカムバック、得点王マイヤー

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アイントラハト・フランクフルトのアレクサンダー・マイヤーは昨季絶好調だったが、ひざの手術により第28節(4月11日)から離脱。それでも19ゴールで初の得点王に輝いた。161日ぶりの復帰となったケルン戦では、開始わずか4分に最初のボールタッチでゴールを決めた。さらに23分に追加点を挙げると、ベンチに下がる最後のプレーで3点目を放り込んでいる。ブランクを全く感じさせない活躍ぶりに、アルミン・フェー監督も「並大抵の選手ではない」と舌を巻いた。フランクフルトはこの試合、6-2で大勝し、マイヤーはたった87分のプレーで得点ランキング4位(タイ)に踊り出ている。

(7)昇格組① 33年ぶりの勝利

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今季、ブンデスリーガに復帰したダルムシュタットは、ここまで3分けとなかなかのスタートを切っていた。迎えた第4節、強豪レーバークーゼンのホームに乗り込むと、キャプテンのアイタク・スルが開始8分に先制点。チームはこの1点を守り抜き、実に33年ぶりにブンデスリーガでの白星を手にした。

(8)昇格組② 初めてのホーム勝ち点

インゴルシュタットは本拠地でウォルフスブルクと0-0で引き分けた。今季、初めてブンデスリーガに昇格したチームにとって、記念すべきホームでの勝ち点を獲得。ここまで2勝1敗1分で、守備に定評のあるチームの失点数はわずか4となっている(4失点は全てドルトムントから)。

(9)駆け込み移籍の選手たち

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夏季移籍市場が締め切られ、初めて迎えたブンデスリーガ。シャルケからウォルフスブルクへ移籍したユリアン・ドラクスラー、バイエルンから同じくウォルフスブルクに移ったダンテは共に先発したが、チームはインゴルシュタットとスコアレスドローに終わっている。レーバークーゼンハビエル・エルナンデスは58分に投入されたが、劣勢を跳ね返せずダルムシュタットに敗戦。キングスレイ・コマンはバイエルンで56分に、アドナン・ヤヌザイはドルトムントで60分にデビューしている。

(10)開幕4連敗、チームワースト記録

メンヘングラートバッハ(ボルシアMG)とシュトゥットガルト、互いに優勝経験のある伝統的クラブは今季、苦しいスタートとなった。4試合を終え、勝ち点0は両チームにとって初めてのこと。特に、昨季3位で欧州チャンピオンズリーグ(CL)に参戦するボルシアMGの問題はより深刻だ。