ブンデスリーガ2015/2016シーズンは第3節までが行われ、各国代表戦のため小休止中だ。ここで、これまで注目を集めている新戦力選手たちの活躍を振り返ってみよう。

ドグラス・コスタ(バイエルン・ミュンヘン)

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ブンデスリーガ3試合でそのポテンシャルの高さを十分に見せつけた。全試合フル出場と王者バイエルンにて難なくポジションを獲得。開幕節のハンブルク戦で初ゴールを記録し、ここまで2アシスト。その俊足から繰り出される鋭いクロスで好機を演出し、チームのクロス31回のうち、コスタは15回を挙げている。また、バイエルンでは13分に1回の割合で、シュートを放っている。

アルトゥーロ・ビダル(バイエルン・ミュンヘン)

3試合合計のボールタッチ数は295回で、あのシャビ・アロンソを抜いてバイエルンでトップ。競り合った数はここまでリーグ3位の97回で、そのうち54%を制している。「世界一のMF」と呼ばれる所以(ゆえん)はトップ下からボランチまで、全中盤のポジションをこなせるから。常に闘争心を燃やしており、走りも速い。

武藤嘉紀(マインツ)

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Jリーグ51試合で23ゴールを挙げた武藤は、今夏初の海外に挑戦。ドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)1回戦のコトブス戦で途中出場から公式戦デビュー。ブンデスリーガ第3節のハノーファー戦で初ゴールを含む2得点を奪取。先輩の岡崎慎司(現レスター・シティ/イングランド)でも1試合2得点を記録するまでに72試合を要した。この勢いのまま、岡崎が持つ日本人最多得点記録(37得点)を更新したい。

ユリアン・ワイグル(ドルトムント)

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ドルトムントの公式戦8試合のうち6試合で先発。ブンデスリーガ全3試合ではフル出場している。パスミスの確率はわずか7%とリーグトップクラス。平均の走行距離は11.4kmと、ドルトムントの選手の中で一番走っている。ワイグルは昨シーズン、18歳の若さで1860ミュンヘンの主将に抜擢され、3部降格の危機を入れ替え戦の末、乗り越えた。

マックス・クルーゼ(ウォルフスブルク)

全3試合で先発し、第1節のフランクフルト戦ではアシストを記録。第2節と第3節ではあまり振るわなかったがが、DFB杯の1回戦(対シュトゥットガルター・キッカーズ/3部)では、チームの4得点のうち3点に絡んだ。昨シーズンはボルシアMGで11ゴールを挙げた。中でも先制点を奪った数は8回で、リーグトップだった。

アントニー・モデステ(ケルン)

第3節までで、すでに2ゴール2アシストと、チーム全得点の3分の2に関与している。また、圧巻だったのはDFB杯1回戦。格下相手とはいえ、ケルン初の公式戦でいきなり3得点を決めてみせ、その補強が間違いではなかったことを自ら証明した。また、モデステは“スピードスターター”としても知られており、2014/15シーズンで奪った7得点のうち、4得点は開始から15分以内にマークするなど、この時間帯に限って言えば、昨季の得点王だった。今シーズンも、上述のメッペン戦でキックオフからわずか45秒でゴール。DFB杯におけるクラブ史上最速記録となった。

アドミル・メーメディ(レーバークーゼン)

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昨シーズン2部に降格したフライブルクから今夏新たに加わったメーメディは、DFB杯1回戦でPKを獲得、ブンデスリーガ開幕節で決勝点をアシストし、欧州チャンピオンズリーグのプレーオフ第2戦では待望の公式戦初得点を決めた。戦術理解力に長け、オフェンスポジションならどこでもこなすことができるだけでなく、持ち前のスピードと高いテクニックで、レーバークーゼンの前線を活性化させている。

シュテファン・ライナーツ(フランクフルト)

レーバークーゼン時代、ブンデスリーガ148試合に出場していたライナーツだが、先発の座を追われたことで新たな挑戦へと踏み出した。新天地のフランクフルトで、ボランチとしてフェー監督の信頼を勝ち得ている。第1節でクラブのシーズン1号のゴールをヘディングで決めた他、チームで最も多くボールに触り(61回)、第3節では1アシストをマークし、1対1の攻防で72%の勝率を収めた。攻守にわたりチームを統率する存在だ。