ブンデスリーガ2015/16シーズン開幕まで残り数日となった。先週末のドイツサッカー連盟杯(DFB杯)1回戦を終え、全18クラブはいよいよ最終調整に入っている段階だ。本項では香川真司が所属するドルトムントに加わったゴンザロ・カストロについて紹介していく。

【新たな挑戦】

1987年生まれのカストロは、12歳の時にレーバークーゼンの下部組織に入団。以後16シーズン、同クラブ一筋でプレーしてきた。トップチームではブンデスリーガ280試合以上に出場し、25ゴール63アシストをマークするなど、攻撃をけん引。その活躍がドルトムント首脳陣の興味を引き、今回の移籍につながった。カストロが決断した新たな挑戦が、いよいよスタートする。

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【類稀なサッカー脳】

前主将ゼバスティアン・ケールの引退により、ボランチの補強が急務となったドルトムント。当初はカストロを同ポジションに置く構想だったが、1860ミュンヘンからユリアン・ワイグルの獲得に成功したため、カストロがボランチに入る可能性は少なくなった。しかし、レーバークーゼンでは右SB、ボランチ、SH、インサイドハーフ、FWなど、数々のポジションで遜色ないプレーをしてきた。その類稀な戦術理解力、いわゆる“サッカー脳”が同選手最大の魅力でもあり、プレシーズン中から様々なフォーメーションで複数のポジションに配置されている。

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【正確なパス】

厳しいプレッシャーを受けながらも冷静に正確なパスを供給できるのが、カストロの特長だ。昨季のアシスト数はカリム・ベララビと並びクラブトップの9で、ドルトムントの誰よりも多く記録している。またプレースキッカーの名手としても知られ、昨季のドルトムントであまり見られなかったセットプレーからの得点にも期待がかかる。